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追放先での新生活②。

ユリアスがムギに積んでいた荷物を降ろしてくれている。

この広さならムギも中に入って大丈夫そう。

それはどうかな。もし屋根が崩れたりしたら、直すのは大変だよ。

そっか。じゃあやっぱりムギには外にいてもらわないと。ムギも窮屈な中よりは外の方が却っていいかもしれない。

ねえリーシャ、これは何?

これ? ああ! 触っちゃダメ。

んん。

これは…。何て言えばいいのかな。火の魔法を発生させる装置、かな。

へぇ〜、魔法を。アルコンは感心しながら屈み装置を触っていく。これもアドレド卿が?

そっ、パパの。

この銅色の質、ドワーフ特有のだね。

アルコンは父と話が合っていたみたいだし、こういうのに興味があって詳しいのかな。

アルコンは私のパパと面識があったんでしょ? こういうのに詳しいの?

アドレド卿ほどじゃないけどね。小さい頃から考古学に興味があって、色々な文献を読み漁ってたんだ。それにドワーフの事も知りたくてね。

幼い頃から字が読めたんだ。貴族の殆どが字が読めないのに。アルコンってかなりの秀才なのかも。ドワーフは人間に直接会ってくれないの?

アハハ、リーシャ。面白い。いない者には会えないよ。うん。できたら会いたいけどね。

ドワーフってもういないんだ。どうしてだろう。てっきりまだいるものだと当然のように思ってた。このドワーフの作った道具の数々は私の快適料理ライフに欠かせない物ばかり。壊れたりしたら困る。んーー。

どうしたの?

壊れたりしたら、どうしようかなって。私延長保証付けるタイプだから。でもこれが付けると壊れないんだ〜。自分の後ろ頭を片手で触る。

じ〜。延長保証?

はっ!? な、なんでもない。つい言ってしまう。このせいで…この女、まともじゃないって。どれだけ人が離れていった事か。

アルコンの視線が。

あの話は本当なの?

神の国にいたけど粗暴過ぎて追放されたって話? 神の国じゃなくて地球なんだけど。 あの話って? ユリアスから聞いたの?

いいや。パーティーでベリー様が皆に言っていたから。悪魔の入れ物にされてるって。だから時々、支離滅裂な頭のおかしい事を言うんだって。それで関わらない方が良いって。

うーー! なんて人なの。だから今まで会う人会う人、何か変だったんだ。気のせいじゃなかった。嘘って言って、信じてくれる。

元々信じてないよ。あの人が何を企んでいるのか予想はついてたから。

ありがとう。


リーシャ様、これはどちらに?

それは…あの窓際かな。

了解。

なあ、アルコン。手伝ってくれるって言ってくれたよな。リーシャ様の話し相手じゃなくて。

勿論!

じゃあ、窓を頼む。

僕は大工仕事は苦手で。掃除なら任せて。

掃除はもう終わったんだよ…。


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