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家臣の極位極官

作者: 尚文産商堂
掲載日:2025/08/25

手野市の前身となる金元藩、その親藩にあたる砂賀藩。

彼らのところには彼ら独自の官位の制度があった。

それを腰章(ようしょう)と称し、通称は腰の物という。


砂賀藩にいる鉄工集団である鉄一族が独占して作ることになっている、ベルトに着けるタイプの記章になる。

これは幅の部分に金、銀、銅、鉄という4つの素材を組み入れ、あるいは何も組み入れない無の5つの段階に別けられている。

さらにいえば、正従の上下がそれぞれにあるのとこれらの記章が授けられない別格があるため、実際には11の段階に別けられていた。

江戸時代中期ごろからはこれらの腰章が授けられる家格がおおよそ決められ、それが家の極位極官が決められることとなった。


ちなみに、それぞれ藩ごとに決められているため、相互に運用されているものはほとんどない。

また、金元藩や砂賀藩以外の藩などについてはこれらの範囲外になっていた。

それでも名物の一つとして欲しがる人は多くいたということもあり、江戸時代中には実際に鉄小物の一つとして売り出されてもいた。

ただし何かしらの特権などが付されるということは全くなかった。

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