表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

5.

この事件には背後に裏がありそうだなぁ。

もし、側妃とかいるなら怪しいけど、陛下は王妃一筋だしなぁ。

国をまたいだ襲撃?ヤダよ、面倒だなぁ。


後日、戦争します宣言が隣国からきた。

その要因が“俺”だった。

『変身魔術で入学していたのに、何者かによってその魔術が我が国の許可なく解かれた。大変遺憾である』

らしい。

変身する理由なんかあったのか?その後もごく平和に学生生活を送っていたと思うが?


「うんとなぁ、後付け後付け。本当は戦勝国になってこの国にある金・銀鉱山の利権が欲しいんだよ。それをストレートにいうのは貴族としてなんか卑しい感じするから、お前がしでかしたやつを原因にしてんの」


俺は内心ほっとした。俺が戦争の引き金になったのかと内心ドキドキだったから。


「勝手に変身魔術解いたのは不満だったんだろうなぁ。そんな魔術師がそっちにはいるのかよ?的な?」

そんなこと言われてもなぁ?


陛下が言うには、「隣国に特別ほしいものないんだよなぁ」だ。

隣国はうちが羨ましいかもしれないけど、うちは別に隣国を羨ましいとは思ってもいないから、戦争する意味がない。

むしろ、兵が亡くなったり、土地が痛んだりでそっちの処理が大変だから戦争したくない。と陛下は思っている。


殿下も()()有事に備えて、マリウスとグビーズの2人の師匠を側近にしているけど、過剰防衛だよなぁ。

有事がないから。

兵も一応訓練してるけど、一応だなぁ。陛下は平和主義だし。


兵って言っても、災害派遣とかそういうので力を発揮してるよな。実際に剣を交えるってことはあんまりないなぁ。


そんな我が国に宣戦布告かぁ。

国境にマリウス師匠特製結界が張ってあります!敵意がある人は通り抜けることが出来ません。

出来たとしても、うちの兵は欲求不満(普段剣を交えてなくて)だから、全力で行くだろうな。突破できるかなぁ?

その中にグビーズ師匠がいたりしたら、絶対無理。

「痛いのを嫌がる弟子もいないから、楽だ~」とか言って、バッサバッサと敵兵をなぎ倒してそう。

でもなぁ、敵兵だって家族がいるわけで。

俺としては殺し合いとか嫌なんだよな。出来れば引いて欲しい。

隣国の王命だから無理かなぁ?


そうだ!俺が敵兵を家族の元に送ろう!そーれ!!

『テキヘイハスベテカゾクノモトヘトカエリマシタ』

おっ、結果を報告してくれうようになったのかー。


この事を陛下に報告した。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 前回の感想で国内部の反乱か、敵国からの刺客かと書かせて頂きましたが隣国からの戦線布告及び、その後付けが主人公が行った魔法解除によるものという点にびっくりしました。但し、即戦争という訳出なく…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ