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空想世界  作者: 風水立風
2/2

親友

ヤバい二ヶ月ぶりになってしまった。

「よぉイザ、久しぶり」

「ヨコ久しぶり。というかなんか多くないか?」

僕のもう1人の親友である井沢朋春がいた。ちなみに声が高く背も低く女っぽい顔立ちなのでよく女の子に間違われる。いわゆる男の娘というやつである。で、そんな男の娘をみた三人の反応は

「横井、お前彼女がいたのか」

とか

「こんな女の子がいるなら俺等にも紹介してくれよ!」

とか

「名前なんていうの?」

とかでイザのことを本物の女だと思っている。ちなみにうちの学校は制服自由なのでイザはTシャツに半ズボンというザッパな服装をしているのだがそれでもこいつらはイザのことを女だと思っているのだろうか……いや女に見えるか。で、女に見られたイザはどんな対応するのだろうかと見てみると

「俺、一応男だぜ?」

案外普通の返答だった。その答えを聞いた三人はというと

「「「……え?」」」

という感じでした。

「この流れで紹介するのもあれかもしれないけど紹介するね。僕の親友の井沢朋春。そんでイザ、こっちの3人が右から山内、玉野、宇田。中学の時に出来た友達」

そう紹介するとイザは

「よろしく!」

と挨拶をした。三人も

「あ、ああよろしく」

って感じで挨拶をした。

「折角だからみんなで食べようぜ」

僕がそう提案すると勿論みんな乗ってくれた。みんなで食べる昼飯は最高に楽しくて美味しかった。

「昼休みまだちょっとあるからどっか行こうぜ」

山内達がそう提案したが僕とイザは断った。一度2人だけで話したかったからである。

「ヨコ、最近どうよ?」

「まぁ普通だな。そっちこそどうよ?」

「こっちも普通だよ」

「もう三年か。早いもんなさだね」

「そうだな。そういえばここ結構偏差値高いけどよく入れたな」

「頑張った。とくにあの3人が」

「え?」

「あいつら一応12月まで偏差値40台だったんだぜ」

「よく頑張ったな」

「本当だぜ。そっちはなんかあった?」

「なんもないなぁ。中学は陸上頑張ってたから。結果は出なかったけどな」

「ほんで髪伸ばしたのか?」

「いろんな理由で陸上やめたから伸ばした」

「そう。余計女に見えるぞ」

「いうなよ。気にしてんだから」

「なら切ればいいじゃん」

「俺が髪切るのはまた陸上始める時だよ」

「そう。今の部活は?」

「帰宅部」

そんな他愛もない会話もしている間にチャイムが鳴った。

「それじゃあ帰りに」

「また後でな」

誤字などがあれば教えてください。

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