永遠に
「おいっ!!起きろっ」
大好きな彼の声で私は跳び起きた。
夢の中ではちょうど彼と映画を見ているところだった。そんな時にタイミングの良い彼の声のおかげで、私はまだ夢の中にいると思いこんでしまい、彼の声は
「大好きだよ」
と、私に都合の良い言葉にかえられてしまった。
だから、
「私も好きだょ」
と言ってしまった時には既に遅かった。
案の定、彼は私の方を向いた。
(どうしよう...)
などと考えているうちに彼は口をひらいた。
「なんの夢見てたの?」
そう、あのきれいな顔立ちで笑顔で聞かれてしまった。
「きっ...きに..しないで...?」
私は、一言やっとそう言った。話しているだけでで息が苦しいのに、彼は顔を近付け、私の耳元で
「俺の名前言った後に、好きだよ、って言われたのに気にしないでいられる訳ないだろ?」
と甘い声で囁いた。
「えっ?!」
彼の名前を言っていた恥ずかしさと、彼の甘い声で、顔が真っ赤になってしまった。
そん私を見て、彼はふっ、っと微笑み
「俺も、好きだよ」
と、最高の笑顔と甘い甘い声で私にそっと言った。
これが、夢ではない、終わりのない世界であることを願って、私は今、彼と顔を近付ける。
読んで下さってありがとうございますっ!! 内容や文章など、まだまだ未熟ですが、なにかご指摘などがあれば嬉しいです。 これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。