81 「ダンジョン攻略 (2)」
昨日は投稿できなくですいませんでした。
書く時間を取る事か難しい時があるので、投稿ペースが落ちるかもしれません。私の書く小説を見てくださる心優しい皆さんには申し訳ありませんが、これからもよろしくお願いします。
5分と言う短い時間であったが、疲れているときの休憩は僅かであっても大いに意味を持っていた。
ジーク、バルロ、レシルをはじめとする他の仲間たちも強がっていても疲れはたまっており、この休憩でわずかながらに回復した体力で先を急いだ。
8階から9階へ降りていき、さらに10階を目指す。
9階では武装スケルトンや大量の蜘蛛と戦うことが多かったが、9階から10階に降りた時厄介な相手に出会ったてしまった。
それは、レシルが一人でここまで来た時に出会った相手であり、魔物相手に無双していたタヒコに傷を負わせた相手「泥の人形」だった。
しかも、今回は一体だけではなく泥の人形が5体。どれも様々な武器を持っていた。一体は斧を、もう一体は剣を、他にもスリンガーのようなものやメイスのようなものまでもっていた。
物理的な攻撃が効かない相手が五体。それに一番早く反応したのはレシルだった。
「みんな気をつけろ!あいつはかなり厄介な相手だぞ!」
レシルの叫ぶ声に全員の気が引き締まり、敵を迎え撃とうと武器を構えだした。その時、突然何かが飛んできてレシル達を抜け後ろの壁で土煙が立った。泥人形の一体が持っていた武器を投げてきたのだ。
幸いにも当たることはなかったが、後ろで立つ土煙から飛んできた武器の勢いが分かった。当たったらただでは済まない威力の攻撃に、誰もが額に先ほどまでかいていた汗とは違う汗を流しだした。
「みんな、できるだけ広がるんだ。当たったらひとたまりもないぞ!!!」
「リン、レシル!魔法攻撃でここから隙を作ってくれないか?ゾークと俺でそこを突く!」
「待てリリオ。あいつらに物理的な攻撃は効かないんだ!」
「それでも俺たちがあいつらを抑えなけりゃどうにもならないだろ!」
リリオもジークも疲れている体を無理やり動かし、人形たちの元に向かって走り出す。その言葉には余裕などなく、まともに話し合うこともできずに戦闘が開始された。
駆けだす二人を追いかけるようにリンとレシルが魔法を放ち、隙を作りました。リンが火の玉をレシルが風の玉を生み出し、魔物の所でぶつかり合うように放ち大きな炎を作り出しました。
その炎は真ん中にいた人形を焼き、ただの土くれとなり一体を倒した。しかし他の人形はそんなことなどお構いなしにジークとリリオを相手取り武器をかち合わせました。
「このヤロー!!!!!」「はあー!!!!!」
2人の気合の篭った声と共に、武器のぶつかり合う音が響きますが人形を押し切ることはできず受け耐えるばかり。その間にほかの2体は二人の背後を取ろうと、動き攻撃を仕掛けてきました。
「グフ!ジョン!二人も加勢に行って!!!こっちは二人も居れば何か飛ばしてきても大丈夫だから。」
有効な攻撃手段を持っているリンとレシルを守るために控えていた、他の仲間の内2人にリンはリリオたちの加勢に行くように言いました。言われたグフとジョンはすぐさま駆け出し、加勢に向かいました。
リンは再び魔法を準備しだしレシルもそれに続いで魔法を準備し、先ほどのように魔法を放ちました。
グフたちがたどり着く前に、背後からジークを狙っていた人形を一体倒し、すぐさま次を準備しはじめました。
「よし、また倒した!はぁ、はぁ。リン次用意するぞ。」
レシルは疲れながらもすぐに次の用意をし始めますが、リンは次の魔法の準備が始まりませんでした。
「ごめんレシル・・・。はぁーあ、はぁーあ。魔力が・・・。」
リンは今までの戦闘や8、9階層で魔力も体力もかなり消費しておりすでに魔力切れを起こしかけていたのでした。すぐさまさレシルは、治療魔法をかけ魔法薬を渡しましたがリンはすぐには動けそうにありませんでした。
「ガット、リンを頼む。バルロもっと近づくぞ!全部魔法で俺が何とかする。」
リンをガットに任せ、バルロを連れて呼吸を荒くしつつ走り出したレシル。それに同じく息を荒くして続くバルロは、ジーク達の所に向かった。
リンとレシルによって2体の人形は倒され、次の魔法で魔物を倒してくれるのを待つジークとリリオ。今はグフとジョンも加勢してくれているが、正直かなりきつい状況であった。
数は減っても体力が消耗されている状況での戦闘は、こちらの攻撃が効果がない魔物を相手取ることもあり精神的にも負担をかけていた。
動きはそこまで早くない相手ではあるが決して遅いわけでもなく、重い一撃を普通に繰り出してくるため受けることは今の体ではとてもきつかった。
「リン!大丈夫か!?」
こんな状況に、後方からの攻撃役であるリンが倒れてしまった。それを見た前線で戦う4人の焦りは今まで以上に強くなった。
すでにがむしゃらと言えるような太刀筋となった剣を振り回し、何とか相手をしている4人は駆けてくるレシルとバルロに「なにをする気なのか?」と疑問を持った。
先ほどよりも近く、人形よりは少し遠いところに陣取ったレシルはバルロの後ろで魔法を準備しだした。
バルロはレシルの前で剣を構え、もし何かあっても対応できるようにしており4人はレシルが大きな魔法を使くことを確信して時間を稼いだ。
「「「「(まだかレシル!!!)」」」」
4人はすでに限界を迎えていた。時間にしてレシルが準備をし出してからそう経ってはいなかったが、本人たちからすればすでに待ち続けているように感じられていた。
レシルの頭上で3つの水の玉が作り出され、明りのように光っていた。それらは形を常に変え、レシルは顔中汗を滝のようにかいていた。
「バルロ!いいぞ!」 「はい!」
「皆さん!離れてください!!!!!!!!!」
バルロが大声で4人に叫び、一斉に魔物から距離を取った。レシルの前からバルロがどき、魔物をしっかりと認識したレシルは準備した魔法を放つ。
「「炎水玉」!!!!」
不安定な炎水玉は、2つは魔物に当たったが1つは当たらずに外れてしまった。しかし、この魔法は威力もさることながら着弾後の影響がすごかった。
魔物に当たった物も外れた物も、辺りを火の海に変え当たらなかった魔物を飲み込み土くれに変えていった。
放ったと同時に倒れたレシルを、バルロは回収し階段傍まで戻ろうとする。離れた4人も同じように戻ろうと疲れた体を必死に動かしている。炎は暗かった通路をふさぎ、マグマを思わせるように赤く通路を染め、しばらくの間燃え続けるのだった・・・・・・。
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