第8話 ビルドエラー A
今日の以下略
第8話 ビルドエラー A
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
狐人族の血脈
補正: 身体能力アップ(中) 攻撃・防御系魔術性能ダウン(大)
詳細: 狐人族の血が、流れている者が持つスキル。全種族の中で、最高の身体能力を持つが、ほとんどの魔術が使えない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
幻想歴0年1月1日 空中浮遊都市 ヴェント 中央大広場
そして、彼女の腰には魔術師が使う杖があった。
(ゲーム初心者の俺でも分かる。確か、ビルドエラーだったか?でもなんでこんな事に?)
「あー、君大丈夫か?」
「グスン、あなたは誰かしら?私あなたの様な知り合いいないし・・・はっ、まさかナンパ!?」
急に話しかけて来た、俺を怪しんだのか、彼女は自身の体を抱いて、ジト目で俺のことを睨んできた。
「いや、違うから。俺はアオイだ。君が隣で大声で叫んでいるから気になっただけだ」
即座に弁明すると、心なしか少しがっかりして、事情を説明してくれた。
「フフフ、見れば分かるでしょ。容姿と名前以外ランダムにしたら、こんなのになっていたのよ!」
「そんな、機能があったのか。それと、御愁傷様。あれでも、キャラクターって消せないのか?」
「残念ながらできないわ。しかも、スタートダッシュイベントがあるから、多分誰も手伝ってくれないわ」
「いや、それなら俺が手伝おう」
「はっ、やっぱりナn「いや、違うから」じゃあなんで手伝ってくれるのよ」
「それは、俺がAGIに極振りにして他のステータスのSTR以外は8倍以上だからな、普通の奴は組んでくれそうにないからだ」
「はあ、いやいや待ってそんなの戦闘できるわけないじゃないのよ!」
「?何故だ?」
「アオイあんたまさか、公式の取説読んでないわけ?」
「ああ、読んでいないな」
「あきれた。いい、AGIがDEXの5倍以上だと自分の動きを知覚できないのよ」
「いや、AGI40のDEX5だがチュートリアルクエストで動いてみたが、普通に知覚できていたと思うぞ」
「アオイは、リアルじゃF-1レーサーか、なんかなの?」
「いや、普通の男子高校生だぞ」
「そんな化物のような奴を、普通とは言わないわよ」
再び、ジト目を向け、話が脱線しだしたので、
「話を戻そう。結局俺と組むのか組まないのか」
「ムムム、他に組んでくれそうなやつもお互いにいなさそうだし、わかったわ。アオイとパーティーを組むわ」
「そうか、よろしく頼む」
「ええ、よろしく。私はミヅキ、付与術師のミヅキよ」
スマホとパソコンで書いているので、おかしいかもしれません(-_-;)