エピローグ
まだ治りませんが再開します。週一くらいで!
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第1幻想領域【幻■之雲海】
「ぐふっ、ば、ばかな!わがはいがまけるというのか?」
澄み渡る蒼い空に、シャボン玉のように浮かぶ水玉り、その上に立つのは幻想を下した蒼い鱗を持つ竜人族の少年だ。
「なぜ、なぜ吾輩が負けた。わざもちのりもわがはいにあった。それに、なぜそこまでぼろぼろにたってまですずしいかおでたっていられるのだ!」
「?おかしいことを言う、これは諦めなければいいだけの我慢比べだろう?それに、この程度の痛み・・・・・・どうと言うこともない。」
竜人族の少年は、さも不思議そうにその幻想に返答した。
「さて、見ているのだろう。約束は果たしてもらおうか。」
第2幻想領域【幻■之舞台】
「ああああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!私は今話せる!歌うことが出来る!!なりたかった自分に!憧れの自分になれる!」
目も眩むような光の舞台の中心で、少女は満面の笑みで、涙を流しながら歌い続ける。
「ありがとう!ゼクスワールド・オンライン!ありがとう!幻想!いいえ、あなたは!・・・・・・よ!」
「ええ、わたくしもあなたのような子に出会えて、とても嬉しいわ。それにこのような素敵な名前までいただいてね」
そう気品の良さそうな老女の幻想は答えた。
「ふふふ、それじゃあそろそろお終いね。」
「ええ、そんあな!なぜなの!」
「だって、こんなに素敵な歌ですもの。他の人たちにも聞かせてあげるべきでしょう?」
「!そうね!だったらすぐに行きましょう!」
第3幻想領域【幻■之荒野】
「はあ~~・・・・・・とは言えつかれたな。」
地平の彼方まで何もない荒野に、フード付きのローブを被った人物は寝ころんでいた。
「ああ、やっぱり何も危険がないとわかる場所は楽でいいな。」
第4幻想領域【幻■之教会】
「えっ、いや、でもそれは違うのではないでしょうか?」
十字架を境に白と黒で色分けされた教会で、同じく白と黒に分けられた翼を持つ幻想が戸惑っていた。
「ええい!もう面倒ね!それじゃあやってみればいいじゃない♪」
幻想を圧倒している少女はそうのたまった。
「とは言え、準備が必要だし人でも足りないわね。じゃあそんな訳であんたにも手伝ってもらうわよ♪」
第5幻想領域【幻■之鋼房】
埃一つない鈍色の工房、小柄ながらもがっしりとした筋肉を持つ男が、彼の前で鎮座する巨体に手を加えていく。
「ふむ、こんなところかねえ。」
彼がそう呟くと、後ろから。
「おっ、てっちゃんできたの?」
と、彼の仲間が声をかけてきた。
「このアホ!リアルのあだ名で呼ぶんじゃねえ!」
「ブーブー、いいじゃんかどうせ他にいないんだし。」
「あぁあん?一様ここにもう一人?いや一体かがいるだろう。」
「あ、そう言えばいたようなでもなんかしずかじゃない?」
「こんどこそおわりデスカ?もうこわさないデスカ?」
彼らの頭上か弱々しい声が降ってきた。
「うわなんかこの子性格変わってない?」
「あぁあん?高々数千回分解して組み立てなおしただけだぞ?こいつの根性がねえだけだろう。」
第6幻想領域【幻■之虚空】
「・・・・・・」
「・・・・・・」
読んでくださりありがとうございました。ぜひ、ブクマや感想、評価のほどをよろしくお願いいたします。
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今回について、一様主要プレイヤーの紹介。「・・・・・・」は最後の以外何か喋ってるけど伏字だと思ってください。
あと、情報量が少ない程、ネタバレで展開読めそうだなと思ってバッサリカットしました。




