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ファンタジー・ゼクスワールド・オンライン ~六界幻想~  作者: 探偵時計
第1章 胡蝶は幻想的な虹色の夢をみる
33/65

第31話 大樹の迷宮 探索開始

 本日2話目です。もう一つの方はまあ今読まなくても問題ありません。1章のエピローグくらいまでは、放置しますので。

   第31話 大樹の迷宮 探索開始


 幻想歴0年1月2日 大樹の迷宮 下層部


 皆さんは、ジャングルジムと言う遊具を、ご存じだろうか?鉄の棒が立方形に規則正しく並び、上の方は少し小さくなっている奴だ。まあ、場所によっては、歯抜きの形で仲が迷路になっているものもある。

 今回は、そちらをイメージしていただきたい。そう、俺たちが踏み入れた大樹の迷宮なる場所は、鉄の棒ではなく木の幹と枝、それと大きさ(スケール)を大体天井を3倍、一番上は50Mくらいあるだろうか。通路の幅は人が4人は並んで通れるくらいだ。


 「なんて言うか、木々の間の木漏れ日が気持ちいいわね」

 「ああ、そうだな。早朝の散歩にはちょうど良さそうだ」


 なんとも心休まる光景だった。だが、ここを登るとなると話は別だ。


 「さて、これは上に行けということか。でも・・・」

 「ええ、そうね。その辺枝から枝に飛び乗るしかないんじゃないかしら」

 「地上部(ここ)はともかく、上の枝では落ちたら一貫の終わりだな」

  

 そうなのである。地上での通路は、普通に戦闘できるくらいのスペースがあるのだが、枝の上では基本的にその半分しかないし、場所によってはそれよりも少ない。つまり、回避前提の俺は、ちょっと戦闘がしにくい。


 「一度、この辺で戦ってみよう。それから無理そうなら、なるべく敵を避けて行くしかないだろう」

 「そうね。アオイの今のAGIなら余裕よね」

 「ああ、そうだな」


 ちなみに、これが今の俺のステータスである。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


名前 :アオイ

性別 :男

レベル:11

ジョブ:戦士ファイター


HP :280/280

MP :260/260

AP :1,050/1,050

STR:21(+20)

VIT:12

DEX:16

INT:13

AGI:72→84

LUK:13


BP :12→0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 そう、ついにAPが1,000を超えたのだ。AGIもあと4レべで100になる。そして、外の敵を鑑定したところ、レベルと残りHPが%で表示されるようになり、外の適正レベルに達したのだ。ちなみに、カブトムシたちは、レベル8~10の間であった。なので、この迷宮敵も10~15くらいではないかと考えている。


 「丁度来たな」

 「ええ、そうね。数は・・・・・・3かしら。どうするの?」

 「そうだな、俺一人でやってみるよ」

 「了解したわ。バフはいるかしら」

 「いや、大丈夫だろう。見ていてくれ」


 そして、俺たちの前には、足が巨大化し金槌にトゲがついたバッタが現れた。カブトムシより一回り大きいな。


 「鑑定」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 戦槌飛蝗×3


 レベル:11

 HP :100% 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ドッ!ドッ!ドッン!!


 3体は、連続して俺を目指して飛んできた。俺は、斜め後ろに飛び、回避して、


 「『初動加速(スタート・ダッシュ)』」


 はじけるように前に飛んだ。この(アーツ)は、走行状態でないとき、消費APに比例して加速距離をなくすことができ、このように狭い空間や緊急時に使える、優良(アーツ)だ。


 「ハァッ!」


 いきなり、目の前に現れた俺になすすべなく、1体目と2体目のバッタが、首を落とされて、ようやく3体目が俺に気が付き、今一度飛んだ。

 しかし、それを予期していた俺は、3体目が飛ぶのより先にジャンプして、空中で待ち構え1体目と2体目と同じく首を落とした。


 「よし問題ないな」

 「そうね、これならいけそうね」


 俺たちは、これなら余裕を持って探索できると確信し、上に登ることのできそうな枝を探し始めるのだった。


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