誰かの独白 世界の色は何色?
今日で、10,000PVになるので、記念投稿です。
誰かの独白 世界の色は何色?
いつからだろうか?
世界がつまらなく見えるようになってしまったのは?
中学生、いや小学生の時かだろうか?それとももっと前からだろうか?まあ、学校には行かなかったけど。
いつからだろうか?
世界から隔離されたかのように感じたのは?
量子コンピュータを2世代進めた時だろうか?はたまた永久機関を造った時だろうか?
いつから・・・・・・・・・・・・・・・・・・いつから
私の世界が灰色になってしまったのだろうか?
ああ、今にしてみれば何の変哲もない始まりだったんだろうか?
あの時は優しい両親に言われるがままに、勉強していただけだった。唯、ほめられたのがうれしかった。
「えらいね」って母に頭を撫でられるのが、誇らしかったんだ。
だから、言われるがままに勉強した。
だから、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばったんだ。
だけどある時、物理学者父が「これは、私でも解けない問題なんだよ」って一冊の手書きの本を私にプレゼントしてくれたんだ。
でも、これがすべての原因だったんだ。
はじめは、父が私をからかうために、嘘をついたんだと思った。
だって、その内容は一目見ただけで分かってしまったんだから。
それは、言ってはいけないことだった。
それは、言わなければよかったことだった。
それは、父の言葉にノルベキダッタンダ。
ソレガ、ウソダトシテモ。
嗚呼、アノトキナゼイッテシマッタンダ。
イワナカッタラ、チチガツギノガッカイデ、アンナコトハッピョウシナカッタノニ。
その次の日に、母諸共・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シヌコトハナカッタノニ。
その時私は、まだ、5つを数えたばかりのことだった。
だから、私は父も母も、もっと、もっと勉強すれば、二人を蘇らせることが出来ると信じた。
それからまた、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばった。
だって、今まで私が分からなかったことなんて何もなかったんだから。
だから、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばって、がんばった。
そして、分かったんだ。いや、分かってシマッタンダ。
フタリノカラダはツクレテモ、タマシイハツクレナイッテ。
その時、世界が真っ黒になった。
そんな時だ、二人を殺した奴らが私に会いに来たのは。
拳銃を持ち、私にこう言った。「君の研究を売ってくれないか?もちろん、報酬は支払おう」
そんなの嘘だ。だって、見ればそんなの私には分かってしまうんだから。
だから、そいつらをどうすれば、殺せるか簡単に分かった。
初めて人を殺した。二人はほめてくれるだろうか?いや、優しかった二人のことだ、「そんなことをさせてすまない」と言っただろうか?それとも、悲しそうに怒っただろうか?
ああ、もう何も、何も分からない。
それから、何年たっただろうか?
両親が死に、身分を偽装し、殺した奴らから情報を得て、奴らの組織を破壊し、お金を奪いそれで色々な研究に明け暮れた。その過程で、息抜きと称しいろんなものを造った。
そして、私には私が見た情報を基に正解を予測・・・いや、可能性を知り尽くすことが出来る、予知能力を持っていることを知った。
でもダメだった。
だから、もう研究は止めて、世界を見て回った。もしかしたら、二人を蘇らせる方法を持つ人が、道具があるかもしれない。いや、ただもう一目見るだけでも構わない。もう歳は40を過ぎていた。
そんな折だった。彼女と出会ったのは。その少女は、日本人の中学生だろうか。身長は150㎝くらい、髪は黒いボブカット、顔つきは小動物染み愛嬌のある顔だ。
しかし、私は怖かった。なぜなら、彼女のことが何一つわからないのだから。
そう、見ても何一つわからないんだ。それどころか、
「へえ、おじさんは見た物理現象の解答を予知できるのかねえ」
ッ!?なんでわ「『るんだ』てところかねえ。答えは簡単だよ。私は私の■■■にいる■■の■■にいるモノの■■を■■することが出来るからねえ。ちなみに、おじさんが分からないのは、おじさんの方が浅く広いからだから。まあ、相性の問題だねえ」
私は、何を言っているんか聞き取れず絶句してしまった。しかし、それは数舜のことだった。
「君の目的はなんだ」私は、問うた。
少女は言った。「私より強いやつに勝ちに来た!」ドヤ顔だった。
「なんだって?」訳が分からない。「いや、簡単なことだよ。私は私の限界を知りたい。知ってそれを超えたい。唯それだけだよ」少女は言った。が、私には分からない。
「まあ、私のことはどうでもいいんだよねえ。逆に私はあなたの目的を聞きたい」少女は、問うた。
「君には言わなくてもわかるんじゃないか」そうだ、彼女が問う意味が分からない。
「いや、分かるよ。でも、おじさんの口から聞きたいんだ」少女は、再度問うた。
「私は、二人に・・・私の父に母に逢いたいんだ。それが叶わないのならば、一目だけでいい。もう一度、一目だけでも・・・」私は答えた。「うんうん。そうだねえ、おじさんは・・・いや君は・・・・・・子供のころから、時間が止まってるんだねえ」
ああ、そうだ。「ああ、そうなんだ。私の時間はあの日から、止まったままなんだ。私は、先に進めてないんだ!」
「だからこそ、なんだねえ。そうだねえ、じゃあ、いいことを教えてあげよう。この世界には■■があるんだよねえ。だから、可能性はあるんだよねえ」少女は言った。
「嘘だ。私は、見たこともそのかけらも予知s「それは本当かねえ?だって、私のこと分からないよねえ。つまり、君にも分からないことがあるのだから、■■を予知出来ないのは私達の予知能力こそが■■の副産物であり、劣化版だからじゃないかと、私は考えてるんだがねえ」
「だが、それがあると分かっただけで何もできない。そんなもの、どうすることもできないじゃないか」
「本当にそうかねえ」少女は、嗤った。
「じゃあ、君が■■を観測できる世界を創ればいいんじゃないかねえ?」少女は、更に嗤った。
ああ、確かにそうだ。私は今■■を見たのだ。「ならば、私にできないはずはない!しかし」
少女の目的が分からな・・・・・・「ああ、そうか。私の創る世界なら!」
「その通りだねえ。ご明察だねえ。正解だねえ」少女は、早口にまくし立てた。
「そうだねえ。私が、■■を完成させて君の前で使えばいいし、その世界に広く人を集めれば私の目的も達成されやすいからねえ」
そうだ、それならまた、父に母に逢えるかもしれない。
それからだろうか?
私の世界に色が挿し始めたのは。
そう初めての色は、■■と言う名の希望の色だった。
そして、願わくば、私に■■のことを気づかさせてくれた、あの少女の世界にも、希望と言う名の■色の光が差し込みますように。
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気が付いたら、いつもの約三倍に・・・・・・
あとこの話の続きとかネタバレは、おいおいやります。
尚文章の書いてあることがおかしのは仕様です。(`・ω・´)キリッ




