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ファンタジー・ゼクスワールド・オンライン ~六界幻想~  作者: 探偵時計
第1章 胡蝶は幻想的な虹色の夢をみる
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第24話 武虫の森林にて 限定モンスター報酬 ②

   第24話 武虫の森林にて 限定モンスター報酬 ②


 幻想歴0年1月1日 武虫の森林


 ポーン『リストを表示しますか?  YES/NO   *NOを選んだ場合、イベント終了までヘルプより、再度リストを開くことができます』


 「よし、NOにして出口を目指すぞ」


 俺は、そう言ってNOを押そうとした。しかし、


 「待って、アオイは今見て決めなさい。どうせ、索敵も戦闘もできないんだから、一縷の望みをかけてみてみるべきよ」

 「・・・わかった」


 確かに今の俺は、足手まといだがもう少しオブラートに包んでほしい。と思いつつYESを押した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 1、『聴覚強化』のスキルブック


 2、『発見』のスキルブック


 3、『音耐性』のスキルブック(紙片1/5)


 4、星 1つ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 さて、報酬の数はさっきより少なくで、『音散鈴虫の初討伐』、『音散鈴虫の討伐』の2つだけだ。2つなら『聴覚強化』と『発見』を取るしかないか、できれば戦闘できるようになればいいんだが・・・


 「アオイとるの決まった?」

 「ああ、『聴覚強化』と『発見』に、望みを託した」

 「了解、楽しみにしているわ」


 さて、それでは使うとするか。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 聴覚強化 


 このスキルの保持者は、50M先の音すら聞き分けることができるようになり、極めれば世界すべての音が聞こえるようになる。尚このスキルレベル÷10(小数点以下切り捨て)のDEX補正を得る。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 発見


 このスキルは保持者の第六感を高め、普通では感知しえないものを感知できるようになる。尚このスキルレベル÷10(小数点以下切り捨て)のLUK補正を得る。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 スキルを取った瞬間、世界が変わった。風の音、木々の葉の音、虫の足音が鮮明に聞こえるようになった。そして、


 「ミヅキ、多分右前からアリが3体だ。俺がやる」

 「えっ」


 俺はそう言うと、ミヅキを驚きと共に置き去りにし、接近してくるアリに向かい駆けた。


 「ハッ」


 俺は、アリの足音を頼りに、見える位置まで近づき先頭のアリを、頭から先までを一刀の下に切り捨て、返す刀で後続から飛んできたアリを、十字に切り裂いた。そして、横から回り込み、タックルしてきた最後のアリをジャンプしてその背に乗り込み、心臓を刺し素早く首を刎ねた。


 「ふう、こんなものか」

 

 どうやら、俺は『聴覚強化』に適性があり、それ以上に『発見』とマッチしていたため、アリどもの殺気と、どうすれば仕留められるかを、『発見(・・)』できるようになった。









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