第18話 武虫の森林へ 2
大学祭辛かった…(パタン)
あと、評価ありがとうございます。これを糧に頑張りましたよ。
第18話 武虫の森林へ 2
幻想歴0年1月1日 風の草原
「ぷっくくく、さ、さて気を取り直して行きましょうか」
俺が、焦って逆方向に行こうとしたことが、ミヅキのツボに入ったらしく、いまだに笑っている。
「じゃあ、軽く走っていこう」
「そうね、人がいないところまで、行きましょうか」
そう言うと、二人そろって今度こそ、北に駆け出した。
「あっ、そうだ走っているときも、付与魔術って効果が、あるのかしら?」
「まあ、そうだなもう少し走るだろうし、実験してみればいいんじゃないか」
「了解、低位速度上昇」
ミヅキは、速度が上がったかを確かめるために、前傾姿勢をとり、俺を追い抜かした。
「あれ、付与魔術があれば速度でアオイに勝てるんじゃ・・・・・・」
と、言いながら追い抜いたミヅキが、俺のほうをチラチラ見てきた。すごくウザイ。
「あっれれー、アオイくーん?遅いんじゃないのー?」
さすがに、カチンときた。なので俺は、本来の速度を出すとともに、『疾走』スキル起動した。すると、
「あれ、ミヅキさんどうしたの?走りすぎて、疲れちゃったのかなあ?まあ、しょうがないよね、AGI特化の俺に、頑張って勝ったんだからねえ。そろそろ、担いであげようか?」
と、ブーメランを投げ返しつつ抜き返して差し上げた。
「くぅ、行ってくれるじゃな!二重魔術低位速度上昇これでどうよ!」
「ほう、そんなスキルを持っていたのか」
「ふふん、今手に入れたのよ…って何をやっているによ!」
自信満々に、手に入ったスキルの経緯を言っているミヅキの周りを、グルグルと回りながら走っていたら、あごが外れそうなくらい口を大きく開けて、驚いていた。せっかくの美少女が台無しだ。
「さて、ミヅキそろそろ真面目に俺に担がれて、その付与魔術を掛けてくれ」
「うう、わかったわ。じゃあ、お願いするわね」
了解を取ると、俺は走りながらミヅキを担いだ。
「わわっと、ちょっと危ないじゃな一度止まりなさいよ!」
「いや、これくらいは、いけるだろう。それに、『疾走』の加速を無駄にしたくなかった」
「むう、分かったわよ。それじゃあいくわよ」
「ああ」
「低位速度上昇続けて二重魔術低位速度上昇」
「おお、すごい。よし、もっと速度を上げるぞ」
「えっ、ちょっ、待っ、キャーーー」
俺は、付与魔術を掛けられるや否や、湧き上がる速度を、試したくなり、全力で走ってみた。
今回は作者の鬱憤がたまっており、アオイ達のキャラが崩壊してたなあ(笑)
ちなみに、作中のアオイ達の速度は、
はじめは、時速20キロくらい 付与魔術で、30キロ 疾走、50キロ 疾走+付与魔術、80キロ




