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ファンタジー・ゼクスワールド・オンライン ~六界幻想~  作者: 探偵時計
第1章 胡蝶は幻想的な虹色の夢をみる
17/65

第16話

更新遅くなりました。


今回は、食事前後の方は、時間を空けることを、おすすめします。

  パリッン


 俺は、朝食であるウィンナー、かじり、咀嚼した。


 そして、口の中に広がってくるのは・・・・・・圧倒的なまでのえぐみと苦みだった。


 カハッ!?


 ヤ、ヤバイ意識が飛びかけた。と言うか、俺は本当にウィンナーを、いや、これは、本当に食べ物なのだろうか?いや、だって、ウィンナーの調理方法なんて、ただ焦げないように、焼くだけだぞ。今頃なんて、小学生だってできるぞ。正直に言ってこれを食べるくらいなら、シュールストレミングを(食べたことないが)食べたほうがまだ、マシだろう。

 しかし、俺の目の前には、まだ二本と半分のウィンナーが、残っている。しかも、まだほかのメニューも残っている。イチゴのジャムがかかった食パン、トマトとレタスのサラダ、クルトンの浮かぶコーンスープ、そして、姉がお土産で買ってきた、紅茶。できる事なら、今すぐ逃げたい。だが、俺は、姉の食事(大魔王)からは逃げられないのを知っている。


 体調不良で、逃げようとしても、それは、ご飯をちゃんと食べないからとと言われ、食事を流し込まれた。Bad End.

 

 そして、極めつけは、俺が食器ごと、食事を床にたたきつけようとすると、いつの間にかに、姉が俺の後ろに、回り込んでおり腕を止められる。そして、「ああ、かわいそうに、錯乱するほど疲れてるんだねえ。じゃあ、お姉ちゃん食べさせてあげるからねえ」Bad End.


 そして、その他幾百の作戦を練り、実行するも、Bad End.しかも、質が悪いことに、違う種類のものを、一緒にに食べると、さらにまずくなる。俺がそうして、意識の彼方を彷徨っていると、


 「あれ、どうしたのかねえ?食事の手が、止まってるねえ」


 と、(死神)からの催促が来た。


 「いや、食べる。だ、大丈夫だ」

 

 俺は、すこし声をひきつらせながらも、なんとか、答えを返した。もし、この問いに返答できなかったらと思うと、ゾッとする。しかし、俺の食事(戦い)は、始まったばかりだ。


 ああ、そうだ。俺の戦い(食事)は、これからだ。


 俺は、そう意気込み、紅茶をすすった。


 


 20XX年8月1日 埼玉県 東雲家 リビング



   第16話 日常に巣くう大魔王    完 


 


 一様コメディ回、できているかは、わからないけど。

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