第14話 第1回作戦会議 買い物 その2
また、予約投稿間違えた。
第14話 第1回作戦会議 買い物 その2
幻想歴0年1月1日 空中浮遊都市 ヴェント 商店通り
「さて、ミヅキ。もうすでに、所持金0の俺に何を買えというのだ」
「そんなの決まっているでしょ。食糧よ、食糧」
「食糧?なぜそんなものを」
「それは、餓死しないためよ。ほら、メニューの端っこに書いてあるでしょ」
そう言って、ミヅキは俺にメニューを見るように、促してきた。ああ、本当だ。空腹度と書かれた横に、89%と表示されていた。
「どう?わかったかしら」
「ああ、わかった。しかし、これが0になると餓死するのか?」
「いいえ違うわ。0になると、先ずステータスが半減するわ。そうして、そのままほっとくと-100になって、それで餓死して死ぬわ」
「なるほど、だがもう一度言うが、俺の所持金は、0だぞ」
「大丈夫よ。私は、まだチュートリアルのときの、1,000Fが残っているわ。それだけあれば二人分の、3日、4日の食糧は、買えるわよ」
そうミヅキは、自信満々に胸を張りながら言った。そう言っているうちに、うちに食糧が売っている、如何にもな、露店に着いた。
「へい!らっしゃい。何をお求めで」
「そうね。これで、できるだけたくさん食糧を、売ってちょうだい」
「へい!承りましたぜ、こちらが商品になりまさあ。どうぞご確認を」
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乾パン×30 10F×30
干し肉×20 15F×20
水×20 20F×20
合計 1,000F
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「OKよ。これで、いいわ」
「へい!毎度ありあとございます」
ミヅキは、暑苦しそうな露店の店主から、手早く買い物を済ませると、いい笑顔で、
「さあ、武虫の森林に行くとするか」
と、宣言した。ひどい、俺の台詞盗られた。




