第13話 第1回作戦会議 買い物
遅くなってごめんなさい。
経緯は、活動報告に、書きました。
第13話 第1回作戦会議 買い物
幻想歴0年1月1日 総合ギルド 二階 武具店
「毎度ありがとうございました」
さっきのギルド嬢さんと、寸分違わない対応に、俺はギルドのプロ意識に感動し浸っていた。
「結局防具で、買えたのは魔術師のローブだけね。あといくら残っているのかしら?」
俺は、感動を中断して、答えた。
「ああ、あと3,550F残っているな。これだけあれば、各種ポーションくらいは、買えるだろう」
「それもそうね。確か消耗品は隣だったかしら?」
「ああ、その通りだ。それでは、行くとしよう」
同日 総合ギルド 二階 消耗品売り場
「そういえば、限定モンスターはどういうところに、生息しているんだ?」
俺は、売り場に到着すると、ミヅキに疑問を投げかけた。
「ええと確か、ここから北にある、武虫の森林にたくさんいるらしいわ。距離は徒歩だと普通は、半日かかるから、馬なんかで行くのが普通らしいわ」
「ちなみに、馬だといくらくらいかかるんだ」
「貸出だと、一頭で1,000Fかかるらしいわ。ちなみに、モンスター平均レベルは10くらいらしいわ」
「うん。走っていこうミヅキは、俺が抱えればいいし」
「ちょっと、何か変なこと考えてない。って、言うか流石に・・・」
「いや、現実的な問題だ」
俺がそう言い、売り場の一角に指をさすと、
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馬レンタルサービス
一日なんと1,000Fで貸し出します。
但し、乗馬または騎乗スキルが必要です。
3日からスキル講習会を行います。皆様奮ってご参加ください。
参加料金 3,000F
連絡はギルド一階サービスカウンターまで
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「ええと…よろしくお願いするわ」
「ああ、何と言うかすまない」
「ふふふ、私がここまでやるのよ。中途半端な戦果じゃ許さないわよ」
「ああ、望むところだ」
こうして、俺たちは、決意を新たにするのであった。
閑話休題
「その、武虫の森林で注意することは?」
「確か、『毒と麻痺には注意しなさい』と、言われたわ。あとここの虫からは、武器がドロップするらしいわよ」
「じゃあ、HP、MPポーションだけでなく、状態異常回復のポーションがいるな。予算足りるか」
「まあ、足りなかったら、足りなかったで、そん時は当たなければいいだけでしょ」
「まあ、それもそうだな」
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低級HPポーション 100F
低級MPポーション 150F
各種低級状態異常回復ポーション 50F
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「これなら、HPポーション5個、MPポーション15個、毒と麻痺回復ポーションが、各5個でいいんじゃないか」
「いえ、MPポーションを、4個減らして状態異常回復ポーションの量を、増やしましょう」
「そうだな、そうするか」
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低級HPポーション 100F×5
低級MPポーション 150F×11
毒・麻痺状態低級回復ポーション 50F×11
50F×11
合計 3,250F
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「毎度ありがとうございました」
と、店員さんに笑顔で、見送られた。俺たちは、ギルドを後にした。
「さて、所持金が丁度0になったことだし、武虫の森林に行くとするか」
「いいえ、まだよ。まだ、買ってないものがあるわ」




