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ファンタジー・ゼクスワールド・オンライン ~六界幻想~  作者: 探偵時計
第1章 胡蝶は幻想的な虹色の夢をみる
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第12話 総合冒険者ギルド

   第12話 総合冒険者ギルド


 幻想歴0年1月1日 空中浮遊都市 ヴェント 総合冒険者ギルド 買取カウンター


 「それでは、代金は12,750Fです。ご確認ください」


 そう言うと、ギルド嬢さんが微笑みと共に、重そうなふくろを、差し出してきた。俺が、それを受け取ると、袋が消え詳細のウィンドウが出てきた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 一角兎(モノコーン・ラビット)の角 72×100F 7,200


一角兎の肉 65×50F 3,250


一角兎の爪 92×25 2,300


 合計: 12,750


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 俺たちが、飲み物を飲み終わり、店を出ていくときにマスターから、ドロップの買取をしてくれる場所を聞き、今に至る。ちなみに、ミヅキには、ギルドで受けられるクエストを、見繕ってもらっている。


 「おーい、アオイ」


 クエストを、見つけてきたのか、ミヅキが走ってきた。


 「こちらは多分、いい感じに売れたぞ」

 「あら、よかったわ。でもこちらはだめね。徘徊しているであろう限定モンスターの、情報は収集できたけど、クエストはまだ発注すらされていないらしいわ」

 「なに、どういうことだ?」

 「多分、自分たちの足でイベント中は、探せってことじゃないかしら?まあ、限定モンスターのことが分かっただけでも、良かったんじゃないかしら」


(ふむ、そういう可能性もあるか)


 「そうだな。じゃあ、次は武器を買いに行こう」

 「ああ、それなら二階に、初心者用の武具店と雑貨屋があるらしいから、そこへ行きましょうか」

 「ほう、そんなところがあるのか。好都合だな。でも、冒険者ギルドと言えば、登録とランク制だろう」

 「登録は、3日からできるらしいわよ。なんでも、このギルドは今日開店したらしいわよ」

 「なるほど、だからまだクエストがないのか。まあ、ないならないで、仕方ないか。それでは、二階へ行くとするか」

 「ええ、そうしましょう」



 同日 総合ギルド 二階 武具店


 一階から二階に、上がり武器が販売しているところに、着いた。


 「さて、ミヅキ。おまえはもう武器は、何にするのか、決めたのか?」

 「ええ、種類だけはね。薙刀にするつもりよ。理由は、間合いに入られたときに、払えば大抵の相手は引くし、あと私、実はリアルで、ちょっと薙刀をやっているからよ」

 「そうか、確かに払えば相手は、引くだろうし、数秒あれば俺がカバーできるからな。それに、ミヅキの場合、自身に付与すれば、ステータス面では、あまり心配もないからな。だが、ミヅキは、『近接戦闘』のスキルを持っていないから、修得するのが、大変なのではないか?」

 「それなら大丈夫よ。『はじめての~』シリーズを使えば、『近接戦闘』と同じ倍率らしいわ。まあ、その分性能は、低いらしいけど。だからねそのね、、、」

 「ああ、分かった。その『はじめての~』ともう一つ欲しいのだな」

 「ええそうよ。お金のほうは、大丈夫そうかしら」

 

 俺は、棚に陳列されている武器の価格と、手持ちの所持金を見比べ、しばし、吟味するのであった

 

 「ああ、多分大丈夫であろう。俺は、新しい刀とその予備で、4000Fだし、ミヅキの薙刀も『はじめての薙刀』と普通のもので、合計3500Fだから許容範囲内のはずだ」

 「ちなみに、それだといくらくらい残るのかしら?」

 「6000F程だな。その内3000~4000程は、消耗品などを買うために、残すべきだろうし、2000Fくらいなら、魔術師系のローブくらい買えるだろう」

 「分かりやすい解説ありがとう。そして、アオイは、やっぱり防具買う気ないのね」


 (それは、もちろんだな)


 気まずいので、俺は、声を出さず聞こえないふりをした。そして、消耗品のほうへ逃げるように、歩いて行った。


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