表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リターナ  作者: 如月由縁
19/55

第二部 クリスとナナ

「どうやら、賭けは私の勝ちのようだな」


「まだ、決まったわけじゃない」


「確かにまだ確定したわけではない。が、それも時間の問題というものだ。

しかし、君も甘い男だ。

自分が負けると分かりつつも彼を悩みから解放するとは。

私的には、あれは裏切りととられても仕方が無い行為だと思うが?」


「それは……そうかもしれない。

けれども、僕は彼に関わってしまった。

関わってしまった以上、僕には見放すような真似なんてできない」



「まあ、君らしいといえば君らしい。

君のその甘いところは君の短所だが、長所でもある。

それに、それは私には無い特徴だ。

だからこそ、君の意見には耳を傾ける価値があると私は考えているのだがね。

……さて、それでは出かけるとしよう」


「出かける?」


「そうだ。どうやらナノロイドが動き出しそうなのだ。

今までならそれも有りだったが、今回はケースが違う。

彼はもう完成しているのだから、ナノロイドの横暴を許すわけには行かない。

それに、ここまで働いてくれた君のお気に入りのもう一人の彼に、少しご褒美をあげようと思ってね……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ