表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/16

恋人たちのサンドイッチ

 ある若い社会人カップルが、いつもの忙しさから少し離れて、「喫茶シャングリラ」にやって来た。


 テーブルに置かれたメニューには、懐かしさを感じる品々が並んでいた。

「私はミックスサンドにしようかな。」

「じゃあ、僕はホットサンドにするよ。」


 料理が運ばれてくると、彼女はミックスサンドのふんわりとしたパンに、シンプルな玉子とハムの味わい、トマトとキュウリのフレッシュさに癒された。

 一方、彼はホットサンドを一口かじり、カリッとした食感と中のとろけるチーズの絶妙なコンビネーションに満足げな表情を浮かべた。


 2人の目と目が合い、言葉を交わさなくても通じ合うものがあった。その瞬間、喫茶店の柔らかな空気が2人を包み込んた。外の喧騒や仕事のことはすべて遠のき、ただお互いの存在だけがそこにあった。


「素敵なところに連れて来てくれて、ありがとう。」

「君と一緒に来たいってずっと思っていたんだ。むしろ、一緒に来てくれてありがとう。」

 食後のブレンドコーヒーを飲みながら、2人は笑顔を交わした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ