発表するときには、すべてが終わっている。
生活を送るなかで、「本番」というときがある。
たとえば、自分の研究成果を発表するとき、人前で話をするとき、学校でテストがあるときなど。失敗をするわけにはいかない場面というのが定期的に訪れる。
最近、研究成果を発表する機会があった。
それを通して気づいたのは、「本番の出来は、本番前に決まっている」ということである。つまり、本番までに準備をどのくらいしたのかで、本番の出来はほとんど決まっている。
学校の定期テストでいえば、前日に徹夜したかどうかなんて大した変化を与えない。それよりも、テストの一週間前に対策をし始めたか、それとも二週間前なのかが重要である。つまり、どのくらい早く動き出したかが重要である。早く動き出すほど、当然多くの時間を使うことができ、そこから余裕が生まれる。
研究成果の発表は、それまでにいかに多くの反論を想定しているかが、余裕に変わる。余裕があれば、応答に恐ることもなくなり、本番の緊張や不安を軽減できる(無くなるとまでは言わないが)。もし、「明日のテストは大丈夫かな・・・」「発表、うまくいくかな・・・・」と思うのなら、それは準備不足が原因かもしれない
本番で出来ることは、小さいことでしかない。本番の自分に期待するよりも、準備の段階で多くの場合を想定し、どう対応するか考えた方がいい。本番の失敗は、準備の失敗である。そうやって、本番から遡って考えると、最も重要なことは、本番までの準備時間があらかじめ与えられているかどうか。それによって、あなたがベストを尽くしたいのなら、緊急の依頼は断ったほうがいい。それが本番成功の方法だと思う。




