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広告というストーカー。

 広告が増えた。テレビは、お知らせと称してニュースと同じように広告を流すようになった。「〜の商品発表に女優の・・・さんが登場しました」は、明らかに商品の発表である。「いま・・が話題です」も怪しいときがある。話題にしたいものをニュースにしている、そんな気がしてならない。


 「別にそれでいい」と言われたら、僕もそれでいいと思う。ただ、ニュースと広告は違うものだと認識している僕にはすごく違和感がある。


 電車に乗ると、広告が壁を形成している。空いた席に座ると、窓に小さな広告が貼られ、扉の横にも広告が絵画のように飾られている。天井からは、お知らせが暖簾のれんのように垂れ下がっている。身長の高い僕は、ときおり頭にふれるので「ほんとに暖簾だなぁ」と感じる。

 

 電車を降りると、広告は先回りして駅で僕を待っています。柱に張り付いて、ときにはディスプレイを通して僕の前に現れます。

 

 広告だけに注目して外を歩くと、すぐにで酔ってしまう。これは、インターネットでもいえる。僕のPCには、広告をブロックするアプリが入っている。確認してみると、すでに累計1万を超えている。1年と少しでこの状態。換算すると、およそ毎日30以上の広告が登場することになる(ただ、記憶に残るのはどれくらいだろうか)。


 そんなにあれば酔うわけだ。広告は、無視できない。否が応でも、向こうからやってくる。できるとすれば、なるべく「有料」のサービスにこだわるしかない。とくにインターネットはそうだ。それでも完全には回避できないでしょう。

 

 広告はストーカーです。目の前にいるにもかかわらず、その不自然さを感じさせないストーカー。ただただ「見てくれ」と言って現れる露出好きのストーカー。そう思うと可愛く見えて来ないですか。いや、それは無理があるか。


 




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