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規則を笑う

 ときには規則、ルール、決まり、暗黙の了解から離れて眺めるのはどうか。

 

 甲子園球児は、なぜか坊主だらけ。あれは暗黙の了解があるのだろう。サラリーマンはスーツを着用するというルールらしい。学校の廊下は走ってはいけないし、図書館はしゃべってはいけない。車は左側を走る。


 小学生のとき、なぜか教科書を学校に置いて帰ってはダメだった(つまりは、置き勉)。いま思えば、おかしなルールである。教科書を置いておけば、次回の授業で教科書を忘れることはなくなる。行き帰りの重荷も減る。先生方は、職員室に自分のものを置きっ放しにしていたのではないだろうか。なぜ児童だけ、教材は持って帰らないといけないのだろう。

 

 近くの大学図書館は、地下2階に入るためには許可を申請しなければならない。しかし、地下1階と構造は同じで、特別貴重なものがあるわけでもない。そこに入るためには、鍵をもらう必要もないし、司書の方が同伴して入るわけでもない。何のために地下二階に申請が必要なのだろうか。司書の方に聞いても、おそらく「規則なので」と言われるだろう。


 規則はときに、保身に使われる。教材を置いてはいけないのは、もし児童が学校で物をなくしたときに、学校側が関わりたくないためではないだろうか。そのとき規則は、児童のためではなく、先生のための規則である(もちろん、私の推測)。


 そう考えると、「規則って大したことない」と思えてくる。そのとき、くすっと笑えてこないか。こんな大したことな規則をみんな必死に守っている、と。もちろん自分もその一人だ、と。そう思うと、規則に縛られた社会のなかで生きやすくならないか。


 そのぐらいに規則には、斜に構えたほうがいい。登校時間をすぎたからといって、正門のシャッターを閉め、シャッターに人を挟むような真面目さは、ないほうがいい(実際にあったし、生徒は亡くなった)。

 ただ、斜に構えているだけではだたの皮肉屋。その規則を変えたいのであれば、変更するための規則に従わなければならない。規則のなかで、規則に笑う。これが規則に距離をとる方法である。

 

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