キオク
twitter:lain_enter おこしやす ふんがあああああ
まぁtwitterの使い方なんかわからんけどね
「素数を天才数学者が階段状に表しー えー 、、、、、」
今まさに高校の授業の真っ最中だ
ほとんどの生徒がボールペンを持ちコツコツ書いている・・・・・・
「キーンコーンカーンコーン」
「では授業を終わりにする。号令」
「起立、気をつけ、令」
というわけで俺の自己紹介をしよう
俺は簡単に言えばそこら辺に居るような普通のようで自分で言うのもなんだが裏ではおかしな奴ということらしい
まぁわかっているけど自分で言うのには少しどころではない抵抗がある
得意科目は数学 物理 理科 化学 ともはや理数系という言葉が本当に適当な人間だ
成績も首位には興味がないが学年2位というのは少し悔しい気がするがそこまで完璧主義でもないので軽くスルーしている
「失礼します 2-Bの岩倉です」 職員室に用事があったから一応名乗っただけだが巳代治は岩倉
下の名前はまた触れるだろう
とりあえず健全高校2年の17歳だ
「教室に戻りいつも聞いてる音楽を聴きながら寝るとするか」とぼやいてみたりもする。どうせ昼休みだし飯もあまり食べたくないので学食はやめた。どうせ金の無駄だ
ヘッドホンを装着して寝た
学校にヘッドホンというのはいささかどうかと思うが結構こういう物が規制対象ではなかったりもする
「・れ。おきな・・い」 なんか遠くのほうで声がしている
別にどうでもいい
「これ。おきなさい」 なるほど 自分に投げかけた言葉だったのかと思った
ゴス・・・・・・・
なんかとても鈍い音がした
それでも寝続けた。多分辞書か何かを後頭部に当てたのだろう
痛い・・・・・・・・・・もう一発繰るかもしれない・・・・・それは困る・・・・
頭を持ち上げ目の前の時計に目を向けようとしたらそこに先生の顔があった・・・・・
「頭よくても授業態度がバツだな・・・・・・起きた?」と時計があるはずの場所に先生の顔がありまだ頭の回転が始まっても居ない岩倉(これからレンと呼ぶ)は・・「めがねが1つ・・・・・・・・2つ・・・・3つ・・・・・」
もう教室のみんなは笑い死んでいた
先生は頭をかき頭をもう一発辞書でひっぱ叩いた
「いってええええええええええええええ」もう奇声をあげて今度は瞬間的に立ったと思ったらいきなり力が抜けた・・・・・・・・・そして倒れた・・・・・・・・
「おい!!だいじょうぶか?!」そんな声がする・・・・・目を開けたまま気を失ってしまった
気がついた場所は大学病院だった
「気がつきました?!ここは病院です。授業居眠りによる血管の縮小と後頭部への衝撃によりさらに急な寝起きによる血管のショックみたいなものが起こりました。スキャンは完了しているので明日にでも退院できます」
との、ことだった・・・・・??????
言っている意味がよくわからない
自分に何が起こったかを思い出すのには今ひとつ何もかもが足りないような気がした
・・・・・・・・・・・・?
やはりこの事態にすぐ気がついた看護師はすぐに病院の先生を呼びキオク喪失ということが明らかになった
キオク喪失でも本当に重症の部類であった
キオク喪失というもの自体は存在する
しかしキオク喪失にも重症と軽症は存在する
軽症の部類であれば起きて聞いたことを何回も聞いて聞いてを繰り返すつまり記憶することが出来ないのである
重症であれば あなたの名前は何ですか?のその質問自体がよくわからなくなりしかも考えていることさえ即忘れる始末である
しかしおかしいのはどちらにも該当はしないことだった
簡単に言えば倒れた直後程度まではキオクが存在するのである
・・・・・・・・・・・?????
自分でもこの状態がよくわからない状態にありパニックになり言語化できなくうまくしゃべれない
それを誤診でキオク喪失ということになったのだと思われる
・・・・・・・!思い出してしまった
しかも岩倉レンのキオクではないものを引き出してしまった
?
やばい 妄想という類だろう・・・・・そう処理をしてしまったそして胸ポケットに必死に手を入れようとする自分があった・・・・・・・???
妄想では確か胸ポケットにタバコがあるはずである・・・・・そしてタバコで一服しようとする自分が想像された
つまり言えば頭を打った挙句に妄想を見てそれを自分の記憶に書き換えようとしている。まさに正論だと自分では思っているつもりであった
「レン・・・・聞こえる??」脳内にいきなり声さえ響いてきた
頭がおかしくなったのだとレンは思ったが声は一方的に聞いてきた
「まだキオクが戻ってないみたいだからキオクを重複書き込みするから少し待っててね」
レンは頭がおかしくなったと思い悩んだがその瞬間いきなり目の前が白とも黒ともならなくなった
自分は前回挫折したので今回はあきらめたくないです!