エスコート役が目立ちすぎ:ノエル視点
オレは侍女や小間使いたちに追い立てられ、アルベール殿下に手を引かれて白い馬車に乗り込んだ。
「………ヌン」
狭い馬車席に座って向かい合い、間近に観賞するアルベール殿下の顔は端正で、嫌味にならぬ色気と品があった。
このような容姿を兼ね備えていれば、かつてのオレだって少しはモテたのかも知れない。
そう考えると無性に腹が立った。
カラカラ、カラカラと、石畳で跳ねる車輪の音が耳に響く。
室内には、オレとアルベール殿下の二人だけ。
従者や颯香は、箱馬車の後部に設けられた席に座っている。
あの忌まわしい事件が起きる前。
せっせと身体を鍛えていたオレが周囲に恐れられていたのは、親父さまから引き継いだ外見的な特徴のせいである。
長ずるに従い、親父さまと容姿が似てしまったのは、実に残念なことであった。
笑いかけただけで、冒険者ギルドの受付嬢にドン引きされるとか。
何度も泣きたくなったよ。
それでもオレは、現実を受け入れようと努力した。
まあ、そのような頑張りが妙齢の乙女たちに通じるはずもなく、おそらくはキショイ野郎だと思われていたに違いない。
であるからして、女受けしない容姿を持つスイーツ好きのオッサンは、優男にペコペコと頭を下げて、菓子を買って来てもらうしかなかった。
耐え難い屈辱である。
それもまた、今は昔の物語だ。
アルベール殿下を嫉妬の対象として遠ざけようとする行為は、オレの心を守る防御機能に過ぎず、一般に現実逃避と呼ばれている。
颯香にティアラを着けてもらい、ベールを下ろしたオレは、細かなレース越しにアルベール殿下の造作をチェックした。
ベールはこちらの視線を隠してくれる、非常に便利な装飾品だった。
ちっ……。
マイナス点をつける箇所が見つからない。
アルベール殿下であれば、黙っていても数多の乙女たちに菓子を貢いでもらえるだろう。
そう考えたら、対面に座るアルベール殿下のスネを蹴飛ばしたくなった。
「フフフ……。どうやら、私の顔を気に入ってもらえたようだね」
「ナルシストは、好きになれません」
「そんなつもりは欠片もないよ。可憐なご令嬢の前では、王子もまた単なる小心者なんだ」
「…………」
小心者はなぁー。
自分の顔が気に入ってもらえたなんて、間違っても口にしないし、心の内で思ったりもしないんだよ。
畜生め!
「私はキミに好かれたくて必死だ。普段なら、自分の外見など気にもかけないのに……。こうして恋する相手と二人きりになれば、色々なことが心配になってくる。それこそ、『鼻毛が出てやしないか?』とかね。あはは……。おかしな話だよな」
「そうなんですか……」
うぉっ、口説きに来た?
今の会話。
少しも動じていないように、受け流せたか……?
なんなら、聞き漏らしたような感じで。
「私の特別はノエル嬢、キミだけさ」
アルベール殿下は座席から身を乗り出し、オレの耳元に顔を寄せて囁いた。
「…………」
ヒィーッ!
背筋がゾクゾクした。
なんとも怖気を振るう台詞である。
やめろよ。
やめてください。
「……くっ!」
馬車は揺れるから危険なんだぞ。
ちゃんと席に座っておとなしくしてろよ、バカ王子。
オレは威嚇する小動物のように、大きなアルベール殿下を睨んだ。
情けない。
◇◇
程なく白い箱馬車は、ドゥレビール王城に到着した。
王宮の馬車回しで、アルベール殿下にエスコートされて馬車から降りたオレに、物見高い貴族たちの視線が突き刺さった。
日没までは、まだ時間があった。
灯りがなくても、周囲の様子は見て取れる。
あちらこちらに少人数のグループを形成した紳士淑女は、社交界の第一線から身を引いたご年配の方々だった。
言うなれば、海千山千のお貴族さまたちである。
「うわっ……」
こっちを見るな。
そう思ったところで事態は変わらない。
何しろ、オレのエスコート役は、未婚の王子である。
注目度は天元突破だ。
「黒衣の王子が、ご令嬢を連れている……!?」
「あーら。貴方は知らないのですね」
「何をかね?」
「アルベール殿下がお連れしたご令嬢は、最近ノバック伯爵家に拾われた遊民の娘ですわ」
したり顔をしたどこぞの夫人が、自分の知る情報を語って見せる。
「なんでも……。あの形で、首なし騎士を屠ったらしい」
「ちと信じられん」
「私は、あの娘が精霊魔法の使い手だと聞いたぞ」
「それでノバック伯爵家に見いだされたのか」
「フンッ。もとが遊民だからな。それしか考えられんわい」
どこぞの夫人に頷いて見せる、恰幅の良い老紳士。
「フフッ……。それだけではございませんわ。あの娘、武神オージェさまから【聖女の証】を賜っていますの」
「だとすればオージェ教会の信徒なのだな」
「いいえ。ノエル嬢は、どこの教会にも属していないと……」
「漏れ訊いた話によると、あの娘は古神を崇めているらしい」
「コシン……」
「古神と申すのは、既に滅び去った国や民族に祀られていた神だ。今は忘れ去られた神だな」
「確か、月の女神イーリアとか……」
「イーリア。それはまた古い神を。エウラリア・シフエンテス女史の旅行記に、北方の樹海に神殿の遺跡があったと記載されておりましたな」
まったく、噂好きな貴族たちには頭が下がる。
どこで集めてくるのやら。
闇烏もびっくりの情報収集力である。
だが、行き着く先は一つだけ。
「それにしても、アルベール殿下に見初められるとは……」
「全くですな」
「これこそ玉の輿に乗るって、ヤツか?」
「あらあら……。黒と白で、お似合いですわ」
「だが、もとは遊民の娘だぞ。王家の血に混ぜてはならん、穢れた血だ!」
「本当にアナタときたら、鼻持ちならない爺ね。それだから孫娘が寄り付かないのよ。宮廷物語も理解できない頭の固い年寄りは、少し黙っていらっしゃいな」
「うっ……」
厳めしい顔つきの老紳士が、連れ添いと思しき老婦人にやり込められた。
「ウチの嫁に欲しかった」
「ああっ。相手がアルベール殿下では、諦めるしかないな」
いやいや……。
オレとしては元が遊民の娘なので、どうにかして欲しいのだが……。
誰かアルベール殿下を説得してください。
「ノエル嬢……」
アルベール殿下が、聞き耳を立てているオレを抱き寄せた。
そして耳元に囁く。
「余計な雑音に耳を貸してはならん。噂話など、私が書き換えて見せるさ」
「…………」
その様子が傍からは仲睦まじく見えたのだろう、見物人たちが『おおぉーっ!』とどよめいた。
「グヌヌヌヌッ!」
オレは『違う!』と大声で叫びたかったけれど、それで何がどう変わると言うのか……?
少しでも、このカオスな事態が改善されるのか……?
「んんっ……」
「どうしたんだ、ノエル嬢?」
「何でもございません」
喉元まで出かけた言葉を飲み込み、なけなしの理性を働かせてみると、ここで騒ぎ立てるのは悪手にしか思えなかった。
ああっ。
なんて無力なんだろう。
◇◇
日没を迎えると、王城は無数の魔法灯によってライトアップされる。
そのキラキラとした景色は、この世のものとは思えぬ幽玄な雰囲気を纏っていた。
当然、城内や宮殿にも灯りが燈され、各所に配置されたクリスタルが反射光を放ち、美しく輝く。
パーティー会場に入る順番は、身分が低い者からである。
エスコート役がアルベール殿下なので、オレの入場は強引に繰り下げられた。
ダンボワーズ侯爵令嬢より後で会場入りすることになり、滅茶クチャ気まずいのだが、どうにもならん。
デビュタントとは言っても、新年の到来を寿ぐ夜会だ。
会場入りに際して名を呼ばれるのは、エスコート役の男性である。
新しく社交界にデビューする令嬢が主役、なんてことはない。
クレアはとっくに会場入りしている。
クレアのエスコート役は、ドラローシュ侯爵のご嫡子であらせられるジュリアンさまだ。
ジュリアンさまはボーランジェ貴族学院でエイゼンシッツ教授の魔法工学研究室に所属されていらっしゃるが、未だ無爵の身である。
こうした事情があり、クレアは悪目立ちをせずに済んだ。
羨ましい。
順番待ちの間に、仮縫いの後で試行錯誤されたベールを着用する。
それは結婚式で新婦が着けるものから、オルドニェス精霊教会の巫女が着ける面布のようなデザインへと作り変えられてい。
目元のみを隠すベールで、鼻筋から下は覗いている。
『ノエル殿の目は、他人を惑わす魔眼でござるよ』
虎落笛などに言わせるなら、そうなる。
ドラローシュ侯爵とカルロスの二人は、オレの目を【オネダリの邪眼】と評していた。
なので目元のみを隠す面布は、デザインとして正解なのだろう。
どちらにせよ、デビュタントの装備品としては相応しくない。
それでもトラブル回避策なので、非難は覚悟の上だ。
オレは自分の顔を繁々と見ないし、魔眼だの邪眼だのと言われてもピンと来なかった。
今はただ、ベールが短くなって嬉しい。
だって、口まで覆われていたら、飲み食いするときに煩わしいだろ。
「さて、会場入りするぞ。準備はいいかい?」
「はい……」
オレはアルベール殿下の腕に自分の手を載せ、背筋を伸ばした。
こうして並んで立つと、オレの背丈はアルベール殿下より頭一つ分ほど低い。
踵の高い靴を履いた状態で、頭一つ分だ。
「むっ……?」
日ごろの鍛錬を欠かさないであろうアルベール殿下は、細マッチョだった。
よくよく見れば、発達した大胸筋がスーツの胸元を押し上げている。
「ムムム……」
オレは衣装の上から、アルベール殿下の上腕二頭筋を擦りまくった。
引き締まった腕の筋肉が、羨ましい。
ゴン、ゴン……!
大きな扉の横に立つ伝令官が、槍斧の石突で床を叩き、来賓の到着を告げる。
「アルベール・ド・パルマンティエ殿下のご来場!!」
ああっ……。
ここでもまた、皆さまの方の視線が痛い!
一拍ほどの静寂に続き、ざわめきが沸き起こる。
「なんと噂通り、黒衣の王子がいらっしゃった」
「夜会でお姿を見かけるのは、許嫁のレオミュール伯爵令嬢が亡くなられて以来ですな」
「しかも、ご令嬢をエスコートされている」
「ベールを着けていて素顔が分からぬ。どこのご令嬢であろうか?」
「ははっ……。ヴァディム卿の無関心は相変わらずですな。少しは世間の動向にも関心をお示しくだされ」
大広間はダンスのために中央を広く開けている。
夜会に出席した紳士淑女は、ダンスフロアを避けるようにして集まり、仲間内での会話を楽しんでいた。
「フンッ。あの娘は、ノバック伯爵家に拾われた遊民の娘だ」
「遊民ですか!?」
「既に養女となったのだから、ノバック伯爵家ご令嬢だ。滅多なことを口にすれば、王都守備隊隊長殿に決闘を申し込まれるぞ」
「レイモン・ド・ノバック殿か……。それはまた、厄介よのぉー」
「あの御仁は偉く腕が立つ上に、自尊心が高くていらっしゃる」
「冷酷な魔法剣士だと、お聞きしました」
レイモン兄貴が話題にされていた。
随分と出世なされたようだが、皆からは好かれていないようで重畳。
あのクソ兄貴が人気者だったりしたら、腸が煮えくり返るわ!
「それにしても、どうしたことだ?ノバック伯爵家と申せば、第一王子派であろう。アルベール殿下が、ノバック伯爵家のご令嬢を連れていらっしゃるのは、政治的に具合が悪かろう」
「確かに……。ノバック伯爵家を継がれたフレデリック卿とオルタンス夫人の折り合いが、悪いのかも知れませんね」
「二人の娘を養女に迎えた件は、オルタンス夫人の専横だと申されるのか?」
「いえいえ、ノバック伯爵家の主がどなたかと問うなら、明らかにオルタンス夫人でございましょう?」
「あの魔性のばばぁめ。とんと姿を見かけぬが、未だ健在と言う事か?」
「そのように失礼な申されようは、おやめください。あのお方は、いつまでもお若いままですよ」
「遊民を養女に迎えた時点で、とうとうボケたかと思うたわい!」
リネール王国は身分制度に煩い。
遊民が伯爵令嬢になるとか、かなり問題がある。
ドラローシュ侯爵の後ろ盾もあって、ごり押しの養子縁組である。
母上がボケたと突っ込みを入れた髭の爺さまは、何も間違っていない。
それにしても、ワイワイ、グチャグチャと喧しいわ。
オレのことなんか、放っておいて欲しい。
「アナベルさま……。何やら、ドブの匂いがしませんコト?」
「あら、いやだ。パーティー会場に、野良ネコが迷い込んでいるわ」
「ウフフ……。ベールで顔を隠しても、ケダモノの臭いまでは消せませんね」
オレか?
オレのことなのか!?
ちくせう。
白いドレスを着ているオマエたちも、デビュタント勢だな。
嘴の黄色いひよっこが、言いたい放題じゃないか。
「よろしいかしら、皆さま」
……あっ。
あれはダンボワーズ侯爵令嬢。
ベアトリス・ド・ダンボワーズではないか。
母上に資料を見せてもらったから、覚えているぞ。
「如何なさいましたか、ベアトリス侯爵令嬢さま?」
「皆さまは高位貴族のご令嬢です。下々の規範となるべき淑女なのです。そのことを自覚するのであれば、常日頃から品位を保つ必要がございます。パルマンティエ王家主催の舞踏会で、ドブとか野良ネコなどと言った、汚い言葉を口にしてはなりません」
「これは、申し訳ございません」
「また、野卑なる者とは関りを持たぬよう、ご注意くださいませ」
「「「はい、畏まりました!!!」」」
悲しい。
そう聞こえよがしに言わんでも。
てか、アルベール殿下に反応がないけれど、聞こえているのはオレだけか!?
〈是……〉
姿を見せずに同行している風花から、応えがあった。
風花の精霊魔法が、遠く離れた人々の会話を届けてくれたのだ。
オレの耳が良くなった訳じゃない。
「フンッ。何さ。ベールなんかで顔を隠して、気取り屋」
「どうせブスに決まっているでしょ。養女なら養女らしく、お屋敷のスミで暮らしていればいいのに」
「でも、アルベール殿下がお連れになったお嬢様です。ブスではないかも……」
「貴女たち。お黙りなさい」
「「「スミマセン!!!」」」
小声でブツブツと文句を言っていた娘たちが、ベアトリス侯爵令嬢に叱られた。
トラブルを未然に防げなかった場合、常に評価を問われるのは集団を率いる者の資質なので、ベアトリス侯爵令嬢が口やかましくなるのは仕方ない。
派閥のリーダーたる者、取り巻きの教育と管理には気が抜けなかった。
まるでヒナを引率する親鳥みたいだ。
何もベアトリスさまの率いるご令嬢たちだけが、オレを目の敵にしている訳ではなかった。
デビュタントを控えた白いドレスのご令嬢たちは、ベールで顔を隠したオレに多少なりとご不満の様子だ。
どこからともなく、ブス、ドブス、醜女、ゴブリン、娼女、ウィッチと、敵意に満ちた呪詛が風に運ばれて聞こえてくる。
凡そ七割か……。
母上の依頼を達成するには、好感度が低すぎだ。
相手から敵視されている状況下で、どうお茶会に誘えと……?
男との揉め事を避けようとして、ベールを着けたのに、ご令嬢からは不細工な素顔を隠す卑怯者扱いである。
『殿方の気を引こうとして、顔を隠している』とか、あり得ないんですけど。
「うーん。ベールを外した方が良いでしょうか?」
「いや。着けたままにしておこう。色気づいた若造どもに、キミの素顔を拝ませてやりたくない」
「……クッ」
おいおい、既に独占欲かい?
アルベール殿下は、嫁を貰ったら箱にしまっておくタイプですか?
間もなくクリスティーナ王妃殿下とフィリップ王太子殿下が、アニエス王太子妃殿下を伴って現れ、上座に着席された。
ジェラール国王陛下は、体調を崩されたので大事を取って欠席なさるらしい。
そう言う建前だ。
セリーヌ姫はお小さいので、そろそろオネムの時間だ。
夢の精霊に誘われて、不思議の国で舞踏会を楽しんで欲しい。
「今宵は日頃の悩み事を一時だけ棚に上げ、思う存分に楽しんでいて欲しい」
クリスティーナ王妃殿下が新年を迎えるに当たり、挨拶の口上を述べた。
「皆の者、グラスを掲げよ」
フィリップ王太子殿下がグラスを掲げた。
「乾杯!」
クリスティーナ王妃殿下の声が、大広間に響く。
「「「「「乾杯!!!!!」」」」」
ついで楽団が静かな曲を奏で始め、オレたちデビュタントを迎えたご令嬢たちが一堂に集められた。
不安そうな顔をしたクレアも、オレから離れた場所に立っていた。
高位貴族の令嬢だけで、総勢二十余名。
おまけが二名。
それが多いのか少ないのか……。
オレには分からなかった。
これからロイヤルファミリーに社交界入りの挨拶を行うので、ベールを外す。
やんごとなき方々を前にして顔を隠し、不敬罪に問われでもしたら堪らないからな。
「えっ!?」
「だれよ、ブスだって言ったの……」
「とんでもなく、可愛らしいんですけど……」
オレを見ていた令嬢たちが、はっと息を呑み、固まった。
オレの顔は、想像以上のインパクトを他人に与えるようだ。
「嫌だわ。私たちの悪口が聞こえていたのかしら?悲しそうな目をしていらっしゃるわ」
「透けるような白い肌。なんだか、お人形さんみたい」
「醜い傷も痣も無いじゃない。こんなに可愛らしいのに、どうしてベールなんて着けているのかしら?」
「ブスでないなら、きっとあれよ」
「オトコの独占欲?」
「黒衣の王子さま。アルベール殿下は、クールなお方だと思っていたのに……」
「意外よね」
おおーっ。
オレの評判が、一気に書き換えられて行く。
いいぞ。いいぞ。
全部アルベール殿下のせいにしても構いませんよ。
なんつったて、オレは下賤な遊民のムスメですからねぇー。
逆立ちしても、権力には勝てんのですわ。
ブハハハッ……。
「よしっ!」
これなら泣き落としだけで、お茶会に参加してもらえるかも知れん。
『お義母さまが、どうしてもお茶会をしたいと仰るのです』
善意をアピールしたいご令嬢であれば、そう頼まれたら断れまい。
「勝利への道は開けた」
行ける。
オレは勝つる。




