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第3話 アマゾニスのルール


 この世界はどうやら18世紀くらいの独立したてのアメリカ文化に似ている。

 アマゾニスの村はジャングルに囲まれているが船などを使えば別の村へと行けるらしい。

 その村では男ばかりで、年に一度お互いの村に行き来してお見合いなどをしているそうだ。

 自然にある川を利用して貿易、通商などをする沼沢地しょうたく文明のようだ。

 女性ばかりの村にたどり着いてしまった俺は長老に別の村へ行くことを提案したが、別の村の住人が受け入れてくれるかわからないからひとまずはこの村へいなさいと言ってくれた。

 女性ばかりの村で落ち着かないと思っていたが、この村の人たちは穏やかですぐに俺を受け入れてくれた。

 言葉が通じるというのは不思議なものだが、そんなことはどうでもよくなっていた。

 俺はアマンダの家でお世話になることになり、料理や裁縫など細かい作業の係に採用された。裁縫は幸いにも手先が器用だったためすぐ覚えることができたが、料理は大変だった。一人暮しが長いから自分は料理を得意だと思っていた。

だが、それはうぬぼれだった。

 自分が如何にレトルト食品やコンビニ飯に頼っていたかを痛感させられた。

 狩りに行ってるアマンダのために俺は頑張りたいと思った。

 アマゾニスの女性たちはとても強く、男が家事育児をするのが一般的らしい。

 他の村の男性に会う機会があったが俺と身長が変わらないか小さいかのどちらかだった。

 アマゾニスの女性はみんな最低でも190センチはあった。

 そんな中でもアマンダは抜きんでて背が高く、誰よりも力持ちで村の憧れであるらしい。

 俺のいた世界にもこのような場所があったのだろうかとふと思う。 

「イチロウが羨ましい」

「アマンダと一緒に住めるなんて」

「私達もアマンダと一緒に住みたい」

と言った具合だ。

 正直、自分がアマンダの家にお世話になってるなんて変な話だが、アマンダの側が一番安全なのだそうだ。

 この村に限って泥棒でもないと思うけど、アマゾニスの人たちは用心深いらしい。

 最初は食べ物が慣れなくて苦労したが、今ではすっかり食べなれたものだ。

 変わったことにこのアマゾニスでは食べ物の名前がなく全部「食べ物」と呼んでいた。

 だから俺はリンゴに似たものはリンゴと呼んだり、バナナに似ているものならバナナと呼んだりと勝手に名前を呼んでいたらアマゾニスの人たちも面白がってくれて呼ぶようになった。 

  

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