夢から目覚めていく
1章ラストです。
天音は階段を降りるとそこは先の階層と変わらなかったただ違ったのは、青年がいることだった。
「やあ、久しぶりでも何でもないか天音」
「なんであんたがここにいるの?」
「そりゃあ僕がここを造ったからに決まって…さずがに一人では造れなくて手伝ってもらったけど」
天音はその青年に近づいて行き脅迫するかのように問いただした。
「てめえは僕に何をしてもらいたいのだ、そしてなんでここに誘導した、後名を教えろ」
「君の過去に関することだからかな、それに戦って来たでしょ君の過去を知る者と」
「それが何と関係があるんだよ」
「関係しかないけど今の僕にそんな権限ないんだよ。けどね●●を与えることはできるの」
「今お前難って言った?」
「まだ聞こえないのか仕方ないか」
そして、青年は天音が首に剣を当てているのにも限らず首を前に出した。本来なら切られるはずだが切られていなく、本物は後ろにいた。そして青い球を天音に当てた。瞬間に天音は苦しみだした。
「残念、それは幻影。今の君では無理だよね、後名だったな、僕の名はフィンド・ウォッチじゃあね」
そうして青年ことフィンドは居なくなっていて、そこには苦しむ天音だけだった。天音の真下に魔法陣が現れた。その光はだんだん強くなっていき最大限強くなると天音は消えた。
誰もいなくなった空間に少女はいた。最初からここにいたかのように、少女は指を鳴らすと迷宮が崩壊した。
「これで最初の計画は成功、後は本当のイレギュラーすら現れなければたどり着ける」
少女はもういなかった。
天音は何時の間に外にいた。その隣には紅がいた。時間的に夜だった。
「何とか助かった、誰かが助けてくれたおかげでどうにかなったけどそっちはどうだった?」
「何もなかった。青年が現れて何かをした?」
「何で疑問まあいい疲れたから寝ようか」
天音はさっきまでの苦しみを忘れていた。紅は野営の準備をして食事をして天音と紅は寝た。
その夜天音はまた苦しみだした。その声に気づいた紅は攻撃かと思い剣を持って近寄ったが苦しんでいるだけだった。
「何だ夢をみて苦しんでいるだけか………?」
天音の髪の一部が青く染まった。そしてその涙は透明ではなく青く染まった涙だった。
紅はそのことに興味を持ち、自分のテントに戻って思案していた。
「やっぱり何かの力を貰っていた。けどあんな力見たことないな、何だろう?」
・・・・・・・・・・
朝が来ていた。
「やべ、朝まで考えに浸った。まだ天音起きてないのか?」
天音のところまで行くと、少し変わっていた?何かが違う昨日までの天音と声を掛けようとした時、いまだに昨日の涙が残っていた。青く染まった涙そして一部が染まった髪。気にすることはないかと思い天音を起こした。
「おはよう」
「おはよう、夜何かあったの?相当変わっている気がするけど」
「夢を見ていたとても悲しい夢をそして目的を」
「それはいいことだね。それで次の目的は?」
「クレン帝国、あそこに行く用事がある」
そうして、私と天音は次の目的地に向けて歩き出した。
・・・・・・・・・・
「やっと目的が本格的に動き出すな、しかしあの戦争から2000年か、しかし僕は何にかを忘れている気がするけど思い出せない」
そこにいるのは、フィンドだった。何かに悩んでいる様子だったけど、そこに少女が現れ。
「大丈夫、あれがいる限り思い出せないから手伝っているだけ」
「ああ、そうだったなけどまだ本来の力を使えていない気が」
「それもあのれのせい、だから勇者を呼んだ」
なにか勇者の呼び方に違和感を感じる言い方をする少女だがそのことは、フィンドは本当の意味知っているから聞かない。ただこの者達の関係は少し歪だった。
読んでくれてありがとうございます。
1章が終わったので次は2章ですが、間隔があきます。すいません。
あと2話くらい投稿するのでよろしくお願いいたします。
補足
天音は過去の記憶の一部を思い出す、それは果たしていい事なのだろうか、そのせいで変わっていきます。