迷宮の最後の敵
階層飛びます。
天音たちが階段を降りると、そこは石造りで出来た円形型の空間だった。
「あれ?ここでもう終わり?まだ79階なのに」
「いや、そんなことはないでしょ中途半端すぎない」
「それもそうか」
そのまま中心に着くと、女の声が聞こえた来た。
「やっぱり何かの因縁があるのかしら、でもこの迷宮何でこんなにもきりが悪いの?まいいや、ここでは私が相手をしてあげます」
「何故ここにいるミル!」
紅は叫んだがミルはうるさいと煩わしそうにしていた。けれども隙は一切見せずにこちらを真剣に見ていた。
「紅、あっちに階段が見える。それを降りれば来れないんじゃないか?」
紅もそれにに気づき、ミルは溜息を吐いていた。
「何であるのかね、この先は一族は一切関与してないのに、初代それとも他の誰か…」
思案していて、天音達のことを見ていなくて、天音と紅はチャンスだと思って、ミルの隣を走り抜けようとした時だった。その横を通り抜けようとした時に膨大なプレッシャーを感じることになった。
「流石に行かせないよ、それに本当に力制限されてるし」
ミルは確認し終えたのか、いつ間にか手にはレイピアを持っていた。天音は何かを感じて後ろに下がったおかげで何も起こらなかったが、紅は心臓を撃ち抜かれていた。
「嘘、見えなかった」
「あれ?本体狙ったはずなのに、こんなに制限されるとかこれが今の君の力か」
それは幻影だったのか消えて、本物は最初から動いていなかった。
「やっぱあれには敵わないなー、一つ提案があるの……」
「僕はその可能性にかけてはいいけどその間に殺されない?」
「大丈夫、魔術は使えるから」
「それでいいなら行かせてもらう」
紅はミルに向けて光魔術の閃光と花魔術の花により霧をだして目くらましをした。
「ずいぶんと待ってくれたじゃん、何か気の代わりでもあった」
ミルは何も答えずにいた、天音は計画通りにミルの隣を走り抜けた。そしてミルが声を出した。
「なんも理解していない、紅取り合えず君から殺させてもらうよ」
「しまった」
いつの間にか紅の後ろにおり紅が貫こうとした時横から剣が投げられミルのレイピアは弾かれた。その見てない隙に天音は階段を降りていた。
「誰だ!邪魔をしたやつは」
紅はミルから距離をとった。
紅も不思議だった。あの瞬間天音を狙うと思ってカモフラージュしていたけど意味を持たなかったのと後誰が私を助けたのかをたまに天音がいつ間にか助けてくれることはあるけど短剣の類は一切もってなかった。
「今殺されるのは良くないんだよね」
その男は仮面をしており、誰かがは分からなかった。
「また、お前らは何なんだこの迷宮はウォッチ家が代々管理している場所だ」
「知ってるよそんなもん、けどねこの迷宮の役割が無くなればルールは無くなっていくだけ」
「お前、ここのルールを知ってるとことはこのふざけた使命も無くなるのか!」
「もちろん、無くなるよそのためのウォッチ家なんだから」
それを聞けたのが満足なのかそれともこれ以上話させては駄目だと思ったのかは分からないが、ミルはその男に向かって、魔術を使い蔓をだしその男の足を封じてそのまま男にレイピアを刺したが空しく当たっていなかった。
「偽物か、此処に本体はいないな」
「もちろん、本体はこの下の階にいるよ」
そのことを聞いたミルは流石に無視はできなく階段に向かおとしたが無かった。そのまま空間を切り裂いて行ことしたら男の杖に止められた。
そのままミルは男を切り裂くが消えただけで復活する。
ミルは標的を変え紅を狙うことにした。しかしもう紅はいなかった。
そして振り返ると男もいなくて逃げられた。
「何なんだあいつは、流石にここのこと詳しすぎる。初代の関係者?………いつ間にか使命が消えてるこれで外に出られるようになる。やっとあそこに行けるけど今はあいつらをどうにかしないと」
そうしてミルも消えた。そしてこの迷宮は崩れた。
補足
紅が考えた作戦は天音の偽物をおとりに使い見ていない内に突破するもの