次の因縁
階段を降りきるとそこは島だった。
「島?それにしては小さい…」
「階段消えた」
島にしては何もなく草や木などが生えてなく砂だけだった。周りは全て海で近くには島が無い。
「紅今すぐ花を造れ海の上に咲く花を!」
「え?何で…流石にこの島が魔物なんてことはないよね」
そう言いながらも花を海の上に造った。その花は水連だった。天音はすぐに水連に飛び乗った。紅はゆっくりと飛び移ろうとした時にその島は動き出した。紅は少し慌てて造った水連に飛び乗って、水連を増やした。
「本当にあれ自体が魔物か………あれ?でかすぎない。私の魔法では削れる気がしないんですけど、あれも君が体験した過去なんでしょ」
「そうなのかな?それよりもどうやって倒す?」
作戦会議をしていたが未だにあの魔物の半分も現れていなかった。
ようやく全体像が見えると、あの魔物の上には城が建っていた。
「あれってどっちを倒せば次の階層にいけるんでしょうか」
「ん~あの魔物倒さないと城に近づけそうにないけど」
紅はよーく見ると薄っすらと結界が見えた。
「本当じゃん、あんなに大きと時間だけが物凄くかかるけど、何か他に案ある?」
「あの魔物を内側から殺すしかないと思うけど、ただあの中がどうなっているか次第では死ぬんだよね、花の魔術でさどうになかならない」
「一様そうゆう花あるけどさそんなに簡単に手札見せたくないんだけど」
「それはしかたないな、たぶんってよりか確実に誰かに見られていると思うし。いいよ僕が行くわ」
それを言うと天音は巨大な魔物に向かって行った。そしてあの魔物の口の中に入って行った。そうして数分後に声がした。
「あった。ここに入り口がある」
それを聞いた紅は向かって行き魔物の口の中に入って行った。そこは消化器官かと思ったら全然違った。魔物の外見をしたロボットだった。紅がたどり着くと天音が上への入り口の前に待っていた。そして天音達は上へ行った。
そこはさっきと違い大地が続いていた。流石に紅は困惑していたが、天音はただ見つめていた。
「なんだこれ?魔法?魔術?でもこんな技術まだ発見されてないしそれにこんなに膨大だと維持するためのエネルギーが足りない…」
紅はぶつぶつと呟いていたが、天音が呼びかけると今に意識を戻し話し合った。
「どうする?あの城に行けばわかるかな」
「ん?ここら辺人がいない?」
「じゃあ、あの城に向かえばおのずと分かるだろ」
そうして、あの城に向かうことが決まった。
あの城に向かって歩いているが、どこにも人がいなく廃墟と化していたが何かしらのエネルギーだけは活動していた。紅が好奇心で扉を開けようとするが開かなくその代わりに機械の返答が帰ってきた。
《主人が許可していないので入れません》
紅が剣で扉を壊そうとすると、結界により弾かれた。お返しにとばかりに紅に向かって光線が飛んできたが躱した。
「やば、何この防犯システムやばすぎ。ねえこれ何か知ってる?」
「これらは、科学の発展の先じゃない?それにしても発展しすぎて人類だけ死んだのか?」
「化学か、便利は便利だけどそれは堕落していくから良くないんだよね」
「そんな考えして生きてきたの?いつの時代を君は生きていたの」
「あっ…気にしないでただ裏を知っている人間とゆうことで」
紅は天音の質問をはぐらかしていた。他の場所を見たがどこもかしこも無人だった。
城の前につくといきなり。
《やあやあ、災厄久しぶりだな、何年ぶりだ、ここの人を皆殺しにしてからまたここに来るのは》
「は?そんなの知らないし後君たちは何で僕の事を知っているの?」
《おっそこからか、そんなの●●からの因縁に決まっているだろ。ちっ言葉を遮るか》
「過去からの因縁ってそんなの忘れればいいだろまた、始めからやればいいだけだろ」
《お前は何にも変わらないんだな人に変わったとしても意志は変わらないか、強い強すぎるよそんな者がいたらここも変わって…こいよそこであの人の仇を取ってやる》
いきなり扉が開いた、そうして飲み込むかのように扉の方から風を飲み込むように吹いてきて天音達を吸い込んだ。そこは、闘技場だった。周りには機械の観客がいた。そして天音達の前には人型の女性だった。
「来たね。名だけは教えてあげる。エターナルそれが私の名。あなたは世界のために死んで」
そうしてエターナルと名乗る者が天音に向かって銃を向けて放った。放ったそれは普通の弾丸ではなく特殊な物で出来ており、天音は躱したと思ったが左腕に受けており、受けた傷は後は腫れていて腕は動くか無くなっていた。一瞬出遅れた紅はまた、天音から攻撃し紅には興味を一切満たして無かった。
「おい、エターナルと名乗ったお前、なぜ私を無視する。さっきのやつもそうだったが私にが居ないかのように扱っている」
「そんなのあなたが脅威でも何でもないから」
その言葉を言いエターナルは天音に攻撃を再開し、空からの攻撃を開始した。
天音は次々撃ってくる来る攻撃を回避をしていたが、回避しきれずにいて全身は血だらけになっていた。
「太陽エネルギー装填完了、座標確認完了、発射」
天音は、空からの攻撃を躱そうと避けたが、避けた先でその攻撃の余波に食らって壁に当たって、銃の攻撃が心臓に当たる時。紅がその攻撃を塞いだ。
「なんだ、君も参加するのじゃあチェックメイト」
「何を言って?」
「紅今すぐそこを離れるか結界をはれ!」
紅は天音が言った通りに躱し念には念を入れて結界をはった瞬間。空から無数のロケットが降り注いだ。それにより地面は抉れており、先の攻撃により毒々しい色に変わって、余波により熱気が放たれた。天音は腕輪から出た道具でそれを防いだが生身の体では動ける空間ではなくなった。
「さすがにやばいって、花を出してもすぐに枯れるし何なのこれは?」
「花は美しいよね、けどねここは生物が生けれない空間だからさここにはバケモノしかいないさ、あいつみたいに次元が違う存在だと…完全に殺す手段持ってないわあの人に手伝ってもらお」
そうしてエターナルは天音に向かって銃口を向けて放ち、天音はその攻撃を剣で防げていた。エターナルは消えて言葉だけを残した。
「私の可愛い子供たちよここにいる人間を殺せ」
そして周りにいたロボット達は天音達に向かって来た。紅は今だ生物が生けれない空間だけど剣により壊せてはいた。天音は重傷を負っていたが、気合で立ち上がり、腕輪の中の道具が出てきて周りの空間を自然空間にした。そうしたことにより天音の下には草は生えていて、天音はその空間で生けれるようにした。どれくらいの数がおるか分からず視界が悪い中でも天音は傷を負いながらも数を減らしていった。
紅は、剣術だけで圧倒し傷を負うことなく数を減らいしていた。
天音は傷が開きながらも道具により生かされている状態の中気合により意識を保っていながらも集中を切らすことなく敵対するものを壊していった。
空間に綺麗な色が戻った。そして周りを見渡すと機械は居なくなっていた、そして二人の周りには機械の残骸だけが残っていた。そして先の階層と同じように階段が現れ、光が天音達を癒した。
「これで今回の階層終わりかなまだ2階層でこれっておかしくない?あいつここから他のやつと協力してくるんでしょ」
「そうだね、今回のあの技のせいで道具壊れちゃったし、似た様な物があるとは思わないから、ああゆう階層来たら死にそうだけど何か対策できない?」
「一様、光魔術になんかそうゆうのあったはずだから取得しとく」
そうして、ここで休息をとることにした。
休息を取り終えると、階段を降り始めた。
階段が消えるとそこにミルが現れ、空間を切り裂き石造りの場所に立っていた。
「あれらって協力なんかできたんだ、それよりもこの迷宮さすがにおかしいかな、この世界をやろうと思えば多分壊せる奴らだけね。でも何で初代はこんなものを創れたんだろ?」
苦笑いしながら独り言を喋ってったが、いきなりそこに、男なのか女のか分からない奴が現れた。髪と瞳が黒く、服装は肌を一切露出しない恰好をしていた。そして仮面を被っていた。
「おい、なんでここにいる魔王」
「いてはいけない者ではないと思うけど、ただねあれを倒すか倒せないかによって変わるから」
「何を言って、お前はここの事を知って……」
魔王と呼ばれるものはミルの言葉を遮り。
「一様携わったかな、ただあの子がいまだ何もしないのが不思議に思っているだけだよ」
「あの子?そいつはお前の仲間か」
「それは自分で考えてね、ただ君の力は不完全だからあれを倒した後の後始末は私かアルカナ様に頼むんだよ」
そうして魔王と呼ばれるものは消えていた。そしてミルは見ていた。