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遊楽の慈悲~長い長い夢見し者~  作者: 直マキヤ
別れと再会の過ち
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花魔術

「魔王・・・」


 紅は魔王の方を見て、天音は魔王の方を見ずに離れて行った。メイアの方を見ていた。


「ひどくないか?君は魔王の前にいるのに目を離していいものかい」


 魔王は指を鳴らすと空から城が降ってきた。天音はメイアの方を見ているだけで何も気にしていなが、紅は焦っていた。


「魔王!」

「とりあえずの小手調べ。いや、魔王とは城の中で戦うものだろ」

「それでも限度があるでしょ」


 紅は空間からルビーを城に向けて投げ、城に当たった瞬間、爆発したが傷がついていなかった。紅は焦りながら天音の方を向いた。


「天音!何で見ているだけなの!何かしないと私ともどもつぶれ死ぬよ」


 天音はそれでもメイアの逃げた方向を見ている。まるで、メイアに行動を許してはいけないかのように。


「何なの!天音死にたいの!」


 紅はストレスが溜まり黒き瞳の目は深紅の色に染まり始めていた。それをしっかりと見ていた魔王は悲しい表情をした。

 城は天音たちの真上に落ちる。天音は何もせずにメイアの方を眺めている。紅は本を取り出して唱えた。


《生命を吸い取り破壊しろ レーディティー》


 唱えると紅の真上にすべてが赤く染まった花が現れてその城を破壊した。城が破壊されると地面の花が全て消えて全て真っ赤に染まった。魔王は拍手をしていた。


「お見事。それにしてもよく城を破壊できた。結構丈夫なんだけどな。まあいい、あなたには私と戦う権利を手に入れた」


 魔王は空に立ちリボルバーを構えて撃った。

 紅は赤の本を広げた。本の中からチューリップが現れ、銃弾を吸い取り、チューリップは勢いよく弾を魔王に向かって放った。魔王はその銃弾を躱した。


「飛び道具では厳しいのか?」


 魔王は持っていたリボルバーを捨て、次にスナイパーライフルを持ち紅に向かって撃とうとする。


「遅い!」


 紅はすでに魔王の目の前に移動しており、剣を振るったがスナイパーライフルによって防がれた。魔王は剣を弾こうと力を入れたが、そこには剣からでた赤い蔦によってスナイパーライフルを劣化させられていて、粉々になって消えていった。


「あ~僕のお気に入りが」


 魔王はとても軽く言う、魔王はスナイパーライフルの方を見てから紅の方を見ると、紅はすでに手の平を魔王に向けて花魔術を使用した。

 その手の平から出るのは、真っ赤な色をした花びらだった。魔王に向かって花びらが囲むように放たれるが。魔王はいつの間にか避けて囲みから抜け出していたが、花びらは魔王を追尾をしてきた。紅は詠唱を始めた。


<大地の怒りを噴火しろ ボルカニアクエイク>


 唱え終えると、赤き大地から真っ赤なマグマが勢いよく噴き出して魔王に向かって噴火がされる。魔王はその攻撃は難なく避けたが。噴火がそれだけでとどまることはなく、色々な場所から吹き出て地面がマグマに染まっていく。このいる場所自体が赤く染まっていく。魔王は真下から噴火を食らうが、魔王はその噴火の上に立っていた。紅は苦虫を噛んだような顔をしていた。魔王は紅に対して呆れている。


「何がしたい?そんな自然攻撃で倒せるほど弱くない」


<赤く赤く真っ赤の大地に染め上げろ サンローズ>


 紅の手に深紅の薔薇が咲いた。その薔薇に向かって噴火から出てきたマグマが薔薇に飲み込まれていく、薔薇は形を変えて矢を作り出した。その矢は矢じりが赤いこと以外普通の矢だった。赤い本から花の弓を作成して、矢を番えて魔王に向かって放った。

 魔王は、その矢を手で掴み折り曲げた。その矢を折り曲げた時に赤が出ていくがその赤が青に塗りつぶされていた。


「その程度か?ローズお前の力はそんなものなのか?」


 魔王はその攻撃力にがっかりしていた。紅は何をしたらいいかと考えていら。


《今宵は雨降る悲しみを教えよう》


 魔王が詠唱をした。世界が青く染まり、青の雨が降り出した。紅の周りは赤の球体によってっ守られていた。あの時の逆の再現だ。


 天音はこの時、何をしていたか。メイアの方をずっと見ていた。

 紅と魔王の戦いに関して関与もしないし一緒に戦いもしない、見もしない。メイアはそのことにずっと疑問を抱きながらも外に出るための階段に上がろとした時。


「残念」


 天音は抜刀をした。その瞬間メイアの体は全て粉々になっていた。メイアは体が粉々になったはずなのにどこからか声だけは聞こえてくる。


「は?何で?現段階では概念を無視できるはずないのに」


 メイアはとても困惑した声で驚いていた。天音は階段の前に不自然に青に染まっている場所を見ていた。


「何で?距離の概念をどうやって無視をした!空間を切り裂いて来た訳でもなく、光の速度で来た訳でもないのにどうやってここまで来た!」


 メイアは疑問を天音にぶつけた。天音は深紅の刀をしまい言った。


「この深紅の刀のお陰だよ。この刀が概念の無視をさせてくれた。まあ、しかしながらな紅は何でこの剣か刀の使い方を知ることができなかったんだ?」

「何もなんでも、紅は■ですよ。あなた方みたいにすべてを知る物ではありません」

「ん?君も本当に何もしらないのだね。さてと終わらせるよ。手伝って、《空白の災害》」


 天音は目の前の誰も居ない不思議な青に深紅の刀を振るった。


「いや、いやだ。やめて、まだ私は終わりたくな・・・」


 その言葉を最後にメイアは消滅した・・・・・・いや終わりを迎えた。もう帰ることは無いだろう。天音は刀を納刀した。


「……本当に何も知らないんですよね?天音様」

「何も知らないよ。勝手に情報が入ってくるだけ。分析をしてたら勝手に入ってくるだけだから」


 天音に話しかけてきたのは魔王だった。天音は驚きもせずに答える。


「その分析力はどこから出てきているのですか?同族を殺してまで」

「同族?あれのどこが同族?」

「あなたは何も本当にしらないのですか?」

「何も知らないよ」


 天音は魔王の質問に対して、律儀に返答して。魔王は質問をしていく。


「それで、天音様は何でこの場所に来た?それほどの知識があれば勝手に出ていくことすらできるよね」

「ここが最後の場所らしい?まあ分からないけど。今はこの島、大陸?楽園?この踏んでいる大地から出てこの世界の本島に行けって言ってるんだけどさ。けど、誰かがここに結界を張っているから破壊するためのカギを探せっていうから出ていけない」

「そう。なら私を倒さないと先には進めないよ」

「そうなのかい?君が持っている鍵を渡してくれるだけも先にすすめるんだろう?渡さない理由なんて何かあるのかい?別に遊びたいなら別だけど」


 魔王は悲しい顔をしながら姿を消した。その瞬間世界の空間が青く染まった。


「いつかの時に会った子なのは知ってはいたが何がしたいんだ?紅を終わらせたいのかそれともここが紅の試練なのか?僕が知っている未来は不思議な物なんだよ。誰かに語ろうとは思ないけど、隠そうとも思わないただ、純粋にこれまでのことを分析すれば分かることだろ。レーヴァもしくはレーヴァテイン今はどっちだい」


 その名を呼ばれてレーヴァは深紅の刀の姿から人型の少女の姿に変えた。深紅の方の恰好ではなくて巫女装束の水色の髪をした方の姿をしていた。


「本当にどこまで知っているの?」

「いっただろ。ただ語ろうとしてないだけ。と言うより、知っている物前でしか話せないが正しい。言っても聞こえないだけだから。けどさ、物語の結末だけ知りたいなら別だが君たちは結末よりか過程だろ。結果はどうなろうが決まっているがその過程だけは変えることができる。そうじゃないのか?そうでは、ないならこんなことをする必要なんてないだろ」


 レーヴァは天音の周りを飛びながら。


「それでも未だに本領発揮すらしていないんでしょ。それで、今どこで使えるの?」

「分かってないの?そうだな。紅以下の力しか使えてないよ」


 レーヴァはその言葉を聞いた途端に剣をもって天音に向かって切り裂くが天音はいつの間にか青の柄によって止められていつの間にかレーヴァの背中に剣が刺さっていた。が、レーヴァは何にもないようにふるまった。まるで痛みが無いように。


「やっぱり。君たちは現実では殺せない。幻想に生きている。面倒なやつらだ」

「私たちが幻想であるか現実であるかは君が決めれることではないからね」


 天音はため息をつき。剣を鞘にしまい。青の柄を消した。紅と魔王の戦いを見た。


「あの子らの戦いなんだね。君の主を助けるのかい?それとも僕をここで見張っているかい?」

「私はあなたを監視するだけ。助けを求められたら助けに行くけど。よっぽどのことが無い限りないでしょ」

「それもそうだな。ずっと面倒なんだよね。知らない物といて話すと来るんでしょ。それが無ければ喋ったかもしれないけど。ルールだけは破れなかったな~」

「ルールを本当は破ろうとしていたんだ。まあ、今は人間だから仕方ないよ。天音はあの力まだ使ってないんでしょ。あの時も使わずに生成しただけ。やっぱり■だけある」


 天音はそのことを聞いて悲しい顔をした。

ちょっとした。続き、ほとんど聞けないけど。

「いや■ではないよ。そんなものは存在しないんだから」

「それが、■の言うことかい。まあ、今は気にしなくていいか。それはすべてが終わってからの存在だし。けどさ、君の主はどこにいる」

「さあね」

「教えてくれないんだね。まあ教えてくれた時点でこの物語すらできてないか」

「そんなことも無いでしょ。僕は弱い弱い人間だよ。違うことと言えば勝手に転生させられてその、肉体が改造されまくって、人間としての最大値でしかないよ」

「それを平然と言える時点で天音は狂っているよ。人間としては。元を知るみとしては、良く弱体化の振りをしてくれていると思うよ」

「そんなわけないだろ。今を生きているだけだよ」


 レーヴァは悲しい顔をしながら、天音の頬に触れた。


「あなたは、■■様は何を考えているの?■■様なら簡単に戻せるよね。あの時の行動も防げたはずだよね。何で止めなかったの?何で?誰もが忘れているの?私は災害を及ぼしていないんだよ。何で、誰もが覚えてないように行動しているの?何で争っているの?ねえ、■■様」

 

 レーヴァから大量の青い涙が流れていた。それが、天音の元に落ちた。


「泣かないで。レーヴァ、■■■■は■■■ばれては■■■■■。■■■■■■は■と■を■■■■■■■■■だけ。■は■■■■■だけ。■■■■■■。■の■■■■■■■?」

「忘れてないです。■■■■■」

「■■■■■■。■は■の■に■■■■。■■のは■■の■■■■。■■に■■■■■■。■を使いな。■■■■■ではないよ。■■■■を使ってね。■■■からも■■は■■■■■■。■■に■■■は■■が■■にしては■■■■■。■■は私たちの■■■■■■なんだから。私たちは■■■■を■■■■ために、■■■■に■■を■■■■■■している。けどね、それが■■■■が、■■■が■■している時のみ。だから■■■に■■■■■になった。だから、■■■■■■■■。それでも、■■■なら■■■■■■に■■■■■■。■■■は■■■■■■だから■■■■■は■■■、■■■■■■も■■■■■。だから、■■■■■■で、■■■ないよ。■■■は■■■■いる。■■を■■■■■■■。レーヴァなら■■だよ。■■■、レーヴァなら■■■■■■■■■よね。■は■■■■■■■いいけど、■は■■■■聞いてくれる■■、■■■■■■なら■■■■■■■から、■■■■■■に■■に■■■」


 ■■から天音に変わり、レーヴァは手を放して、深紅の姿に変わった。いきなり、ファッセンは現れて、青の涙を流していたがレーヴァテインはファッセンに向かって。自ら杖になった。


ちょっと補足、これは、全知に近しい化け物のを少し顕現してただけ、こいつが出てくる状況はどんな状況、場面だろうがある物らを除いた物に負けることは無いしまず勝てる。だけどまあ、これが出てくる状況が本編で2か3回でてくるので、その場合は出てくることになります。これを表に出さないために動く物が。


 次回 ローズ・クレナイ視点で始まります。


 紅が持っている空間は、簡単に言うとアイテムボックスだと思ってください。

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