カーム王国
天音たちは森の中を走っていた。
「天音これはいつまで走り続けるつもりなの?」
「とりあえずは人がいるところまで」
「何があなたをそんなに急がせるの?」
天音は目の前に出てきた獣は剣で胴体事半分にして進んでいく。それを紅は眺めながらも走って追っていく。
「たどり着いた時に教える。寝ずに行けば間に合うはず」
そして、何日かして辿り着いた場所は国家都市ブレイクだった。
森の方に面していない方の門は何もなく手入れがされていない状態であり、門が開いている。そして、門を通る時には歩き出した。中の建物は廃墟と化していて人が住んでいるとは思えない状態だった。
「ねえ。ここ滅びた?」
「いや、まだいるよ。ここにも強者はいるみたいだから」
「それって冒険者のこと?」
「それは・・・」
天音が答えるより先に爆発音が聞こえてくる。その方向は森の方からだった。
「天音行くよ」
「行かないよ。そんなことをしている暇はない。このまま南に進んでカーム王国に入りこむ」
紅は不思議そうに思いながらも、あっちの方に行きたいと言った。
「それならとりあえず別れる?僕の目的は自分だけでいいから君はここで遊んでから魔王のところで合流でいいか?」
「それはいや。天音の力をこの目でしっかりと見たいから離れないよ」
「ならいいや。ここはあの時に放棄したんだから気にすることはないし。ここにいる強者は近頃会うから気にしなくていいよ」
「どうゆうこと?」
天音たちが国家都市ブレイクから出ようとした時天音たちの前に矢が落ちてきた。
「ほらね」
「こっちに意識できるほど余裕があるの?」
「そりゃあ。いたとしても数の暴力だから強者が居ればそれは意味はない。だって、ここが打撃を受けたのは魔王が先制攻撃をしたからであって勇者が死んだからじゃないんだよ。そうだよね」
天音は門の上に居る者に話しかけた。
「なんだ気づいていたのか。犯罪者。ここで罪を償ってもらおうか」
「罪ねえ。それは永遠に背負って生きていくものだからそんな小さなものは罪なのかな」
天音は罪という言葉に反応して青の柄を手に持っていた。それを見た弓使いは笑っていた。
「ハハハハハ、柄ごときで俺に勝とうとしているのか。Sランク冒険者〈神狩り〉に」
天音のそのことを聞き笑い出した。そのことに紅はとても恐ろしく感じていた。
「神狩りか、君程度があれらを殺したか!それはあり得ないだろ龍を殺したわけでもあるまい…あれ程度ならあり得るか」
「なあなあ。勝手に自己自問して終わるって何なのだよ。龍なんて弱いだろ俺にかかれば認識した時には殺しているよ」
「それは少し気になる。あなたってミルに聞いてもすごい弓兵が居てサポートして便利ってしか聞いたことなかったから気になるな」
ミルのことを聞いた途端神狩りは紅に向かって無数の矢を放った。が、すべて深紅の刀で弾いた。
「なんだその程度か、紅無視して行くよ」
「え?」
天音門をくぐり走り抜けていた。それに対して神狩りも驚き遅れたが矢を放った。紅も天音に続いていく。
天音はすべてが見えているかのように先に避けるが跳弾をしてホーミングかの如く天音を追いかけるが、天音はすべて避けていく。避けるたびに天音に向かって行く矢は増えていくが避けていく。矢同士が当たる時矢同士は通り抜けて天音を追っていく。
「天音それは大丈夫なの?」
天音は振り返り抜刀をした。紅は距離が空いており射程内にいなかったから当たらなかったが矢と同時に何もない場所から血があふれてきた。
「何故ここにいることが分かった」
そこにいたのは神狩りだった。紅は門の方を向いたがそれでも天音に向かって矢を放っているが、すべて切り落としている。
「それに君たちが分身しようがどうでもいいけど追ってくるなら面倒だった。あれは門を抜けたらやめたのに。君は追ってきたそれがいけなかったじゃないかな」
神狩りは天音に対して呪言を残して死んだ。
「神に呪われて死ね」
天音は詠みだした。
”世界の混沌よ世界にあふれここを呪え”
国家都市ブレイクが暗闇に包まれた。そして、何かが現れた。それがその街をすべて飲み込んでいく。天音たちが出た門から人が出てくることはなくやがて闇が消えると天音に向かって飲み込まれていく途中に。
「死ね死ね死ね死ね死ね・・・・・・・」
なくなるまで続く言葉で入って行く。
「天音それって」
「これは、僕が手に入れた呪いの龍だよ」
「それはいつの間にそんなに強くなったの?」
「強くなったじゃないよ、これは元からこれなんだよ。誰かが封じてドラゴンに変えただけ」
「もしかして。あの状態は本気じゃなかったということ?」
「そうなる。あそこにいたのも偶然ってわけじゃないしそれにこの力ないと…聞かなかったことにして」
「なにそれ気になるんですけど」
いつの間にか闇はすべて飲み込み終えていた。
「これで、カーム王国に行くよ」
「なんでカーム王国に行くの?」
「行けば分かる」
天音はそういうとまた走り出した。紅もそれを追いかける。
日が昇り始めるころにカーム王国が見えてきた。見えてきたくらいに歩き出した。
「なんでもまた来ているか気になるけど食料調達でもするの?」
天音は答えることはなく。門から入ろうとすると門番に止められた。
「お前らは何者だ?」
「最近難民者が多くて犯罪が多くて厳しくなったんだよ」
「そうなの?でも私はいいよね?」
紅は冒険者の証を見せたが、拒否られた。
「無理だそれでは入ることができない。高位のランク者が犯罪を起こして入れないことになった。それに最近ミル様を見ていないから何もできない」
「そうなんだ。どうやったら入れてくれるの?」
「冒険者と明かしたんだから入れるわけないだろ。君の連れも同じだ分かったなら聖国に行け」
「そうか分かった。でもこの国も亡びることになるからどうでもいいと思うよ。それじゃあじゃあね」
天音は抜刀して門番の首を落とした。それに他の者たちも気づき敵襲の合図を鳴らし始めた。そして、続々と騎士たちが出てくるが、紅は先に花魔術を使い幻覚を見せて先に入り、天音はカーム王国に入ると。結界が張られた。
「お前何をした!」
隊長らしき人が問いかけるが天音は空を見ているといきなり空に何かが映し出された。
「間に合ったか。ここの最後の戦争に」
〔やあ、人間の諸君俺はドウム共和国の王だ。今からお前たちの国に宣戦布告をする。今この時からお前たちを滅ぼす。お前たちに希望はない。ミルが助けに来ることはないのだから」
そういって映像が途切れたと同時に門の方から敵兵が現れた。その者たちは全員獣人だった。
隊長は目の前の犯罪者と敵兵の判断を考え敵兵にした。
「お前たち、目の前の犯罪者は後だ、先に敵兵を殺せ。犯罪者はもしかしたらで願うしかない。でも隙があればついでにやれ!」
そして、兵たちは敵へに向かって行く、天音は空に飛び空を歩いていた。
「ここであなたは死ぬけどね」
「ふん死ぬわけないだろ。俺が殺してや…」
隊長の首は切られていて落ちていた。その後ろには深紅の刀を持った紅が居た。
「行くんでしょ。でどこに行くの?」
「とりあえずこの国の大将の首を手に入れに」
「え?天音はここに何しに来たのホントにそれだったら暗殺をすれば」
「これをする意味がしっかりあるんだよ。まず城に向かおうか」
天音は城に向かって剣を持ちながら歩き、紅は疑問そうに歩いていた。
何故ドウム共和国は結界を張り戦争を仕掛けたのだろうか?それをする意味は何なのかそれが意味する意味は誰かを外から来れないようにするためなのかそれとも別の何かなんだろうかはわからない。何故戦争を仕掛る必要があった?
神狩りは男です。茶色のロングコートを着た青年です。




