川渡り
天音たちが魔道国家の門から出るとそこには折れた橋があった。
「ねえ、これ川を歩いて渡るの?」
「無理だと思うよ。よく見なよ」
紅は天音に言われた通りに川をじっくりと覗き何かを見つけた。
「ねえ、あれって竜?」
指を指しながら天音に問いかけた。
「竜じゃなくドラゴンだよ。長くても弱い種だからドラゴンそう思っていた方がいいよ。竜も意味合い的に一緒か。でも、龍はダメだよ。あれらは、神に近い物たちのことを言うから」
「どうゆうこと?まあそれよりもこれからどうするの?」
天音は川に降り、川の上を歩き出した。紅は慌てて叫んだ。
「ねえ!君が危ないって言ったのになんで平然と渡ろうとするの?」
「僕が絶対性を持つ場所で負けるわけないよ。それにあれは今は眠ってるし動いてないでしょ?」
紅はよーく観察した。
「ほんとだ。あれで寝ているの?回るように眠っているって初めて見たけど」
天音はもう川の中心くらいまで進んいて、紅の声は届いてなかった。紅は困った顔をしたがあきらめて花魔術を使用した。
睡蓮の葉を出してわたりだした。天音が渡り切り紅も渡り切ろうとした瞬間、天音の地面がえぐれて勢いよく水が出てきた後ドラゴンが現れた。天音は出てくる前に避けており何ともなかったが川の方にいた。天音はただ観察していた。
「天音これどうするの?」
紅は急いで天音のそばに駆け寄り地面の上に立った。
「あれ、起きていたね。でもあの時何で起きなかったのかは気になるけど、それよりも紅はどうするのそれ保つことできるの?」
「何を・・・」
紅の地面が下からの地面によって崩され巻き込まれて川の方に飛ばされたが、睡蓮を足場にして耐えたが周りの睡蓮の葉が枯れたり水で押しつぶされたりしていた。次第に紅自身が乗っていた葉も枯れ始めた。
「天音助けて!」
「頑張って維持しなよ」
天音は無慈悲な応援だけをしており、紅はちょっと怒っていた。
「何でそんなに助けてくれないの!」
「何でって?それくらい自分でどうにかしないと後がつらくなるだけだよ?僕は君の保護者じゃないんだから」
紅は舌打ちをしてから川を睡蓮の全体に出した。天音はその瞬間上に飛び空中に浮かんでいた。
「ねえ?挑発している?それにしてもなんか楽しんでいない?」
天音は笑顔でこう言った。
「楽しんでなんかいないよ。あの瞬間まですっと面倒なことをしていたからさ、頭を割けるリソースがなかったから淡々とこなすしかなかっただけなんだよ。だから、今の僕は弱体化しているよ」
「え?どうゆう・・・」
その声を聞く前に目の前のドラゴンはいきなり咆哮をすると雨を降らしてきた。その後に川は荒れ始めた。そのせいで睡蓮は一気に枯れていく。
「何で枯れていくの?水没じゃなくて?」
紅は睡蓮に飛び移りながらも新たに生み出しながら進んでいく。その瞬間狙ったかのようにその睡蓮の下から竜巻のような水が下から勢いよく飛び出て紅は巻き込まれたが、すぐに深紅の刀を取り出して、切り裂いて脱出した。
「お見事。それにしてもその刀便利だね。この剣なんか耐久が良いだけの剣なんだよ」
「天音?それは嫌味かな。私今とても危ない状況でそんな空から応援するだけなんなの手伝ってくれたっていいじゃない」
「言っただろ。弱体化しているって。具体的にいうと武器が一切持てない」
そんなことを言いながら天音はすべての向かってくる水をすべて避けている。まるで予知をしているかのように先に避けていく。
紅は今もよけながら睡蓮を生成して飛ばない用の睡蓮の葉を出しながら避けていく。
「それを早くいってよ。それに何で天音はなんで攻撃が避けれるの?」
「何故って?そんなの僕、今そこにいないからに決まっているじゃん」
天音指を鳴らすとそこにいたのは人の形をした水だった。紅は怒っていた。
「ちょっと、今どこにいてどうやって話しかけているの!」
「下をよく見なよ、いや見れるかな?」
紅は川をのぞこうとしたが荒れていて何も見えないでいた。そして、深紅の刀を持ち呼んでから切り裂いた。
「レーヴァテイン!」
川は割れた。底に天音はいた。その隣にはドラゴンが居た。ドラゴンは紅が川を斬ったことに気づいていなかった。まるで眠っているかのように。
「なんで?まあいいか」
紅は勢いよく落下していきその勢いでドラゴンの首を切り裂き殺した。よし、これで終わりだよね。紅は天音の方を向き怒りながらも言った。
「これは何なの?」
「これで終わりだよ。それにしても、気づかないものか。その程度ね。君の力をしっかりと図っていなかったからこれで今やっと理解したよ」
紅は限界に達し深紅の刀を天音に向けて振り下ろすが、天音の持っていた剣によって防がれた。
「これは驚かないんだ」
「驚くわけないでしょ。そんなの隠しているって判りきっているのに」
天音は冷静に深紅の刀を弾いて紅の後ろに回り背中合わせになり話していた。
「それでも、怒りは収まることはないと。仕方ないことだけど必要ある?」
「何のこと?私は怒ってはないよ」
天音は何も言わずそのまま空中を蹴って飛び始めた。紅はそのことに対して理解できなかった。
「何で空中で蹴ることができるの?魔術も何も使えないのに」
紅も花魔術を使い上に登って行った。
「ねえ。それってどうやって上っているの?」
「こんなのこの世界の仕組みを利用したらできることだよ?」
「この世界の仕組みなんて初めて聞いたけどこの世界の1年ほどいるけど」
天音は少し考える仕草をしながらも言った。
「反転の仕組みを利用しないわけないだろ」
「ねえ?それってどうゆうこと?その言い方だと仕組みって複数個あるの?」
天音はそれ以上は答えてくれなった。
「教えてくれったっていいじゃん」
そして、地面まで戻り足が付くと同時に川はもとに戻り雨はやみ、濡れていたはずの服は渇き目の前にいたはずのドラゴンすらいなくなっていた。
「タイミングよく戻った。これは偶然なわけないか」
紅は呆れながらも天音に聞いた。
「これでもう魔王の場所に行くの?」
「そうだね。魔王の場所に行こうと思ったけど。ここでしないといけないことが起こるからそれに巻き込まれてからかな」
「は?ここのまま行くんだよね?」
「行くよ。でも、あることはしないとここ面倒な大地になった後また復活されたらいやだから。それを先に封じる行為かな」
「何それ?」
天音はそれにこたえることはない。ただ、天音と紅は魔王がいる場所に向かって歩いていく。
ドラゴン…野良(多彩)
竜…何かに特化した存在(例えば水ならば。すべて水であること。水がなくならない限り死ぬこともないし水がすべてに関わっている)
龍…神に近い存在
(神に与えられた者…ドラゴンが至れるところ
特定の何かに負けない特化した存在…竜の最後に目指す頂)
今の天音が龍あったなら倒せるでしょう。でも紅は絶対に勝てない。龍の本当の意味を知らないからでもレーヴァテインの助けてをもらったなら勝つことはできるようになるかな、相性によっては負けるけど、それでも天音は関係ないかな。
天音が言った世界の仕組みは誰でも使えるわけではない、その者から直接加護を与えられて使え物。




