魔道国家
天音達は、教えられた通りに魔道国家に向かっていた。
「天音はこれの使い方は知ってるの?」
紅の片腕は赤く染まった。天音はそれに反応し青の柄を手に持っていた。
「やっぱりこの力に警戒するんだね。知っているんだよね?」
紅はとても不気味な笑みを浮かべて天音に語り掛けていく。
「その力の使い方は知っているんじゃなかったのか。なぜ今そのことを聞き返す」
紅は言い返すことなく赤く染まった腕で天音を掴もうとしたが青の柄でその腕を薙ぎ払うと紅は激痛により倒れたが意識は保たれていた。倒れながらも問い返した。
「何をしたの?」
「その力は本質を知らないと意味を持たない」
「教えてはくれないんだね」
「教える気は元からないよ。最初に拒否したから」
天音は倒れた紅の状態を無視して歩き出した。
「ちょ、置いていくの!待ってくれてもいいじゃない!」
紅は激痛を感じながらも立ちそして歩き出していた。
数日後に魔道国家の壁が見えた。
「やっと治った。この痛み長すぎる。これも自業自得なのかな…」
「そんなことよりもやっと見えたぞ、壁が」
紅も前を向いたが何も見えてなかった。
「えーっとそんなの見えないけど」
「身体能力が結構上がってるんじゃないか?」
「なんでそんなに上がって・・・思い当たる節が多すぎるな」
「まあそんなのはいいから行くぞ」
天音達は進んでいくと巨大な橋があった。謎の技術により天に橋を支える棒が伸びていた。そのころには太陽の光は真上にあった。
「これけっこう近づかないと気づけないものだね。それにしてもこれはどうなってるの?」
「それよりか紅。この人の量は何なんだよ」
目の前に広がる光景はたくさんの人の列だった。天音達はそれを無視して出ていく方向の道を歩いて進んでいきやっと壁までたどり着いた。途中までに人に会うことはほとんどなかった。太陽は落ち始めていた。
「これからどうするの?」
「そんなの飛び越え…て行きたかったな」
「何を言ってるの?行けばいいじゃん」
紅はそんな天音の言葉を聞いてもそのまま植物の魔術を使い巨大なつたを生成した瞬間何かが紅に向かって放たれた。それを天音は防ぎ紅は急いで成長させようとしたがいつまでたっても育つことが無くそのまま枯れた。周りにいた人たちはそれを気にすることなく列は少しずつと進んでいく。
「ちょっとこれはどうゆ事?レーヴァティン助けて!」
「はあ何をしてるのあなたは」
そして、いきなり深紅のツインテールの髪をした少女が現れた。そのまま持っていた深紅の剣で撃たれた何かを斬った。
「こんなくだらないことで呼ばないでほ…ふ~んそうゆうことね」
「ねえ一人で勝手に納得してないで、教えてよ契約の主でしょ私」
「そうね。私が言えるのは待っていればいいと思うよ。それじゃまた会おうね」
紅はそのまま消えて行ったレーヴァテインに怒っていたが、天音はさっきの聞いた言葉に不思議に思っていたがそれは問屋が許してはくれなそうだ。
《侵入者だ!新門付近の壁から侵入者だ!》
声が拡散されて門の上にいる兵が天音たちに砲台を向け始めた。
「やっべ、これからどうする天音!」
「どうするも、逃げるしか無くない」
「あいつら殺せばいいだけじゃ」
天音はこちらに向けてくる弾みたいなものを発射してくる人に向かってそこらへんにある小石を拾って投擲をしたが見えない何かによって阻ま間れた。
「もしかして知っていた?」
「言ったはず。けど君が勝手に行動しただけでしょ」
「何も言えない。けど今この状況をどうにかしないと」
天音は溜息を吐きながらも指示を出した。
「川の上に立ちな。そしてそのまま橋の柱に後ろに隠れればいいよ」
「簡単に言うね」
天音はいつの間にか川の上に立っていた。紅は不思議に思っていたが放ってきたものを避けて川に植物の魔術を展開。それにより水連の葉を生成した。さっきとは違い枯れることは無かった。紅はこのままおればいいだろうと楽観的に見ていたが壁の上におる人たちは絶え間なく川の上におる紅をだけを狙っていた。紅は不思議に思った。
「あれ?なんで私だけこんなに多いの」
紅はあたりを見渡すといつの間にか柱の後ろに隠れていた天音を見つけた。流石に紅はこの状況を理解して植物魔術でマングローブを生成したがすぐに貫通されて先ほどいた場所は跡形もなく放った後だけが残っていた。紅は生成したマングローブによりその場所を押し出されていたおかげで無事だった。
紅はそのまま光の魔術を川に向かって放ち辺りが眩しく光った。その隙に紅は橋に乗ってから柱に飛び移ろうとした時、足が橋から離れなかった。そのことにより紅は放たれた弾にぶつかりそうになった時レーヴァテインは現れた。
「なにをしてるの?こんなのは破壊してよ」
そして目の前の弾を深紅の剣で壊し、橋を斬った。が、すぐに再生して元通りに戻り列は何事もないかの様に少しずつ進んでいく。
そして紅はそして、柱の後ろに隠れてた。
太陽が完全に落ち始めたときに門の方を向くと、レーヴァテインは門の近くにいて誰にも気づかれずにその中に入っていった。門自体が光り輝いてとても目立っていた。
「ちょっと!何で?入れるの?!」
「紅。今はそんなことよりも目の前を見ろ。奥の方から煙が見える」
「煙?そんなの見えないけど。ってどんだけ高いところにいるの!」
天音は紅よりもとても高い場所にいた。紅も上るために花の魔術を展開させながら登って行った。
「やっとたどり着いた。で煙は?」
「もう消えた」
「は?もう意味が分からないよ。レーヴァテインは勝手に行っちゃうし」
「今は待っていればいつか入れるから待てばいいよ」
光が完全に引きその輝きだけが反射し始めた時。門の方は慌ただしい。
「そろそろ。入るころ合いになるよ」
「それにしても何があったんだろう?この国はガチで防衛に関してはこの世界最強だと思うけど」
砲台などが内側に向き始めると門が開き市民が外に慌ただしく逃げ出していた。その後ろには魔術師などがついており光などだしながら避難させており市民に傷などはなかった。
天音が声をかけることなくおり始めて。紅もそれに気づき柱から飛び降り。天音は川の上に落ちたが不思議と音を立てず川の上に立っている。紅は身体能力だけで降り音は立てたけど騒動によって気づかれることはなかった。
天音は門の上を飛び越え、外側に意識ない者たちを次々に殺していった。それに対し紅は門の中から正々堂々と入っていったがだれも止めるものはいなかった。天音は門近くの砲台にいた人間を皆殺しにした後魔道国家に潜入した。
天音は紅が門から入ったことをみてため息をついていたが、その死体を放置して紅の横に立ち歩いて行った。
「ねえ。あんなことする必要あった?」
「あると言えばあるけど。ないと言えばない」
「それはどちらでもないよね。そんな無駄な行動する必要あった?」
天音はその質問に答えることはなかった。
天音と紅は完全に魔道国家に潜入という形で入国した。
魔道国家の壁は魔術の吸収という力を持っているので使うと発動できなくなる。
橋の柱はこの大陸の謎として存在しているが、知っているものからすればそれが当たり前だということ。




