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遊楽の慈悲~長い長い夢見し者~  作者: 直マキヤ
別れと再会の過ち
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憑依するもの

 天音達は山を越えることができていた。その場で紅は精一杯腕を伸ばしていた。目の前にはガベーラ聖国。


「やっと山を越えれたー」


 天音はそれでも歩みを止めない。紅はそのことにちょっと慌てていた。


「ちょっと、なんで歩くの止めないの?生き急いでいるの?」


 天音は歩みながら、話しかけた。


「見えた。ここからが本番だ体調は整っているか」

「まじで、眠たいんだけど。寝てもいい?」

「う~ん。多分もう見つかってるよ」


 紅は信じずにテントを出した瞬間に針が飛んできて天音が剣で防いだ。


「うっわ。本当じゃんここから寝ないでミルと戦うことになるのはイヤだけど」

「戦うことはないよ。ただ紅がやらかさない限りミルと戦うことはない。相手は知っている人だよ紅にとっては楽勝の相手になるはずだよ」


 そう言って天音はガベーラ聖国に向けて走り出し、紅は眠たいながらも向かった。


 ガベーラ聖国は壁に囲まれていて乗り越えていくのはほぼ不可能に近かった。

 たどり着いたと同時に天音は壁に触れると天音は何処かに行ってしまい紅も天音が触れた壁に触れると紅も転移してしまった。


 目の前にはミルがいた。天音は剣を構えてはいなかった。後から来た紅は刀を構えていたがミルが話しかけてきた。


「この国に何の用?クレン帝国みたいな結末はないよ」


 天音はとても冷静で語りだそうとしたがミルが突くがいつの間にか抜いていた剣によって防がれていた。ミルは呆れていたが紅にレイピアで突くが天音に防がれる。


「やっぱり、私が攻撃する瞬間分かってるよね。その力をいつ手に入れたのかは知らないけど害があるならここで今すぐ殺す」

「大陸ごと消してしまう本物のような幻覚を消すため。あれ殆ど現実見たいな物だから」


 ミルと紅は何を言っているんだと思い、ミルは攻撃を止めてしまった。天音は語りだしたいや()()はじめた。


〈この世界に来た女神の加護を受けた勇者もどきを殺す。自我を殺したなら女神は乗り移ることができることも知っているか〉


「いきなり何を言って…」


 ミルが何かを言う前に何処かで破壊音が聞こえた。


「何が起こって!」


 ミルは舌打ちをして何処かに消えていった。


「あれいきなりどうしたんだろう?天音何かした?」

「いや、僕は()()()だけだよ。それよりも速くここから出ようか」

「それもそうだね」


 紅は目の前の扉の方に行き開けようとした時。天音が呼んだ。


「そっちじゃないよ」

「え?こっちから来たんじゃないの?」


 紅は不思議に思っていたが天音は後ろの扉に手をかけて開けた。


 そこは、ガベーラ聖国の壁の上にいた。遠くから破壊音がするが人々は誰も反応せずに何時も通りの日常を過ごしていた。


「いつ見ても怖い国」


 紅がそうつぶやくと天音が返した。


「いや、そうでもないみたいだよ。今中央付近に誰も近づいていないみたいだし何かしらの結界が張ってあるんでしょ」

「…?まあ、そんなことより天音が言っていた物を回収してここから去りましょう」

「それもそうだな」


 天音達は中央地区に入ると戦闘音がはっきりと聞こえてくる。城に向かって走っていくが途中に天音に向かって攻撃をしてくる者がいた。こちらに向かって水が飛んできた。


 天音は避けて飛んできた方向を向くとそこには、倉敷 道成がいた。


「あら、避けられてしまったか、では本当の()()を見してあげましょう」


 何故か女口調で話すが、天音は気にしない天音が剣を抜こうとした時に紅が止めた。


「あれ私が戦いたい」


 紅の目にはワクワクしていた、天音は止めても無駄そうだと思い先に行った。


「手こずると、ミルが来るから気を付けろよ」


 そう言うと天音は先に進んでいった。


 紅は天音が先に行ったことを確認すると見えない所から深紅の刀を取り出した。


「あなた、空間魔法を使うことができるのね。でもそんな使い方している時点で私たちには敵わないよ」

「そんなものはやってみないと分からないでしょ」


 そして、紅が踏み出そうとした瞬間に目の前から水が飛んできた。紅は踏み出すのと同時に現れてしまいその水に突っ込んでしまった。そのまま、その水は固定化されて氷になった。


「はあ、こんなもんよね。人なんて私達みたいな神に敵うはずないでしょ。それにしても遅いな炎は手こずってでもいるのかな?」


 成道だった者は声に出して考えていた。そして、最後に紅の方を向いて唱えた瞬間、氷が砕けた。紅は手に持った深紅の刀で抜刀したが氷によって防がれていた。


「なんだ、生きていたの?私には敵わないことが分かったわよね?最後の慈悲を与えてあげる。逃げるか死ぬか選択しなさい」

「何を言っているのかな?君なんて49階層にいた反射の光に比べたら屁でもないよ」

「そうですか。じゃあ死んでください」


 いきなり、紅の周りから水が大量に出てきて氷に変わった。紅はそれを切り裂きながら向かって行くがいつの間にか道成が使っていた糸で動きを封じ込められたが、その瞬間紅の周りが燃え始めた。が、燃やすことはできなかった。


「残念この糸は、神様クラスではないと壊れない物なんですよ。貴方みたいな小者に壊せる者じゃありませ・・・!」


 紅はその言葉を聞いたのと同時位で刀を落とし花魔法でキノコを生成して刀をはねさせたときに刃が糸に当たると切れた。


「何故?それほどのクラスの刀がこの世界に?持っている者はここにはあれ以外いないはずなのに・・・あれ?私たちはいつの時代の話を?」


 いきなり、道成だった者は混乱したがそれでも関係なしに深紅の刀で心臓を貫いた。それでその時に気づいたようだ。


「あれ?なんで私貫かれていて?ここは観測していてから…いつの間に2000年経っていたの?やだやだやだやだまだ私は消えたくない!存在していたい!私を否定しない・・・」


 道成だった者は何も残らずに消えた。


「え?この武器こんなに強かったの!でも、武器の性能で勝ったって嬉しくないなと言うより逆に考えるとこれでこうならなかったやつがいた瞬間私では勝てない敵になるってことなのかな?まあそんなことは後で考えることにして天音はもう見つけ終わったかな。少し時間かけ過ぎたがあいつはこなかったし結果良ければ良いしね」


 紅は城に向かって行くと天音を見つけた。


 何故か城は半壊しておりその中にシスターがいた。シスターに向けてレイピアを向けるミル。天音剣を構えて見ていた。


「なんだこの状況は?」


 紅はこの状況に困惑しかなかった。

道成に憑依した者は正真正銘の神といえるものだろう。

神・・・世界の管理者またはそう呼ばれるもの

世界の管理者はそのままの意味だが、呼ばれるというのはそのものすべてを表すことだろう。

管理者たちはそこまで珍しくはないその世界の何かを司るならもうそれが世界の管理者なのだから。

だが、呼ばれたものは違う。まず、呼ばれたとしてもなることはない。特殊な条件化によって呼ばれるものになる。

現在までに出てきた確定している世界の管理者

ヤドリギ・フィンド・オゥッチ

リナリナ

ツツジ


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