無駄な努力
天音と別れた紅は城の中を彷徨っていると、異様な扉を見つけた。その扉は赤黒く染まっていた。紅は好奇心のままにその扉に触れて開けた。その中には第一皇子とギルドマスターがいた。
「あたり引けた。貴方には死んでもらうよ」
紅は腰ある刀で抜刀したが、その攻撃は止められた。
「いやいや、やらせるわけないだろ。ローズ・クリムゾン」
「何で私の名を知っているか気になるけど、邪魔するなら殺すだけ」
そうして、ギルドマスターことアルディアに向かって紅は刀で攻撃をしようとするが、第一皇子が炎魔術によって邪魔をした。
「我を忘れて貰ったら困る。それに君は我の罠に嵌まった」
第一皇子は指を鳴らすと部屋だった場所は、広い草原に変わっていた。紅は花魔術を使い根を伸ばすが終わりが見ええない。
「無駄だよ。この空間は2000年もかけて研究された作られた空間だ。君にその重みは無いだろ」
紅は舌打ちをしそのまま、第一皇子に攻撃をしようと接近するがアルディアが邪魔をする。紅は違和感が何か気づいた。
「ギルド長、貴方成長した?」
「よくわかったな、けど成長はこれだけではない。皇子お願いします」
「そろそろ、明かしますか。我が名はイルミネイト・ロード・クレンこの名を刻む」
紅はイルミネイトを殺そうとするがアルディアが邪魔をして、届かなかった。そして、唱え終えると空間は変わり強風と強い日照りが現れた。紅からは向かい風になってしまい動作が一瞬遅れてしまう。その隙を付かれてアルディアは紅に切り傷を付けた。
「これで我々の勝ちだ」
「何を言って、ゲッホゲッホ…血。使うしかないか。レーヴァテイン、力を使う」
アルディアとイルミネイトはその言葉を言う前に喉を潰そうとしたが間に合わず召喚されてしまった。
「特殊な場所だね。多分あれの模倣をして作ったのか、それにしては出来はとてもいい。けど君には早く死んでいてもらわないといけないからじゃあね」
現れた、深紅色の髪をした少女はイルミネイトを斬り殺していた。そのことにアルディアも遅れて気づいたがイルミネイトは死んでいなかった。斬り殺されたはずのイルミネイトの体は元通りになっていた。レーヴァテインは紅に近づき毒を劣化させていた。
「この空間本当に…あれの再現か。ローズ、私はあいつをやるからその手前のやつを…いや、双剣使える?」
「使えない」
「なら私の剣あげるから前哨戦頑張って」
「前哨戦ってどうゆう…居なくなっては無いけど遠くにいるし」
紅はレーヴァテインから深紅の刀を渡され、構えた。
レーヴァテインはと言うと、
「やっぱりここにまず来るよね。ミル・ウォッチ」
「何で分かるか参考までに教えてくれない?」
返答とばかりに深紅の剣で攻撃をしたが、ミルは避けたが空間から追い出されていた。
「これで安心して戦え…?自分から作った因縁か様子見でいいか」
レーヴァテインはただ遠くでローズの戦いを傍観していた。その時に、魔法を詠んでいた。
“今宵は紅蓮の血に染まれ”
「これで、いいの?」
誰かに問いかけるかのように言うが誰も答えないかと思えば、答えてくれた。
「いいよ、これで結界が完成する。血は地下に大量にある後は、守護者を継ぐ者を殺すだけ。それは、師匠が失敗するわけがない。まだ、あの洗脳は続いているから何かあってもミルと戦うことは避けれる」
いきなり現れた少女はレーヴァテインにそう言い放った。そして、紅の方を向いて赤い短剣を創造して紅の方に向かって投げた。
「いきなり何してるの?今の契約者殺さないでよ。まだ」
「いや、あの子を狙うわけないよ。師匠に何も習わなかったの現にあれは囮。それに、結果はすぐわかるよ」
少女はそういうと、閉じ込められていた空間から出ていた。
「何で出したの?」
「やってほしいことがあるの、レーヴァに頼みがあるの」
「……何をして欲しい、それに報酬は」
少女は少し待ってと言って、何かを創造し始めた。そして、できた物は木の棒だった。何故か青い木の棒。
「これでいい?この条件なら手伝ってくれると言ってくれたけど」
レーヴァは膝をついた。
「その、約束果たしましょう。それで、何をしてほしいのですか。●様」
「別にその名で呼ばなくても、デェアと呼んでくれてもいいのだけど」
「それは出来ません。それは、私をお創りされた方を侮辱してしまいます。それに、貴女はあの方の本当の弟子であるのですから」
「…まあいいよ。で、してほしいことはね。●を呼ぶ準備を手伝ってほしいの」
「分かりましたが、どこまで進んでいるのですか?結界の準備ができたのは知ってますが」
デェアはレーヴァを城の頂上に連れて行った。
「最後の条件がね、私では達成できないからあの子に頼んだけどできないって言われて、レーヴァならできると言われたから」
「そうゆうことでしたか、なら任せてください。その作業はまじかで見たことあります」
レーヴァは青い木の棒を持ち、空間を斬り裂きその中に入って行った。そして、ファッセンが来たのだった。
紅は刀でイルミネイトとアルディアに対して有利な状態だったが、いきなり現れた少女によっていきなり崩壊した。
「ちっ、なかなか攻めれない。めんどくさいな。私の魔法を見せてあげる」
紅は魔法を使うために唱えようとすると、紅の後ろから女騎士がやってきて。
「ローズお前を殺す!」
その女の妨害されて魔法を発動をするために唱えようとしたが、魔術に変えて花魔術を使い蔦を生成してそいつを捕らえたが、剣に斬り裂かれた。その隙にアルディアは紅に接近して大剣を振るうが刀に受け止められたがイルミネイトはその隙に雷の魔術を使い紅に撃ったが器用に刀の柄で防ぎそのまま、後ろに下がろうとしたが女騎士によって下がることができず腕に傷を負った。
「集団で私と戦って楽しいの?」
言葉ではそんなことを言っているが顔は楽しそうな顔は隠せていない。
「その顔を見てから言え。それにしても貴女は何者だ?助けてくれるのはありがたいが素性を知らないとやり難い。多分、ウォッチ家の騎士団なのだろうけど」
イルミネイトは喋りながら紅にいろんな種類の魔術を展開し放っていたが全て避けられるか、斬られていた。
「申し訳ありません。私の名はポプラ、そこにいる野郎に全てを奪われた者です」
ポプラは紅に剣で攻撃をするが紅は軽々と受け止めて、反撃を簡単にする。
紅は楽しくなってきたのか、レーヴァテインの方に向いた時にそこにはいなかった。そして、そこだけ空間が削り取られたようになっていた。その隙を付いて、アルディアは光の魔術で心臓を貫こうとしてが間一髪に避けられたが、体には傷が付いた。だが、紅はあまり出血していなかった。
アルディアは紅が向いた方向を向いた。そして、驚いた。
「ありえない、これあいつ模倣なんだぞ。代々研究した最高の結界術の亜種。そして最後は誰かを犠牲にしないと終わらない結界なのに」
紅は少し、発狂気味のイルミネイトを光魔術で矢のような物向けて発射したが、アルディアが全て防いだ。ポプラは紅に風魔術を使い加速して攻撃をするが、なんなく防がれる。
「何故当たらない!こんなにも隙を付て攻撃をしているのに!」
「そんなの、経験の差だよ。だって君達もう負けだから」
紅は花魔術を使い、花を生成しようとした時、何も出なかった。
「イルミネイト様」
「ああ、我が名はイルミネイト・ロード・クレンが刻んだ呪いを放て」
言い終えると、イルミネイトは体中から血が吹いて倒れたそして意識を失っている。アルディアも血が吹いて倒れたが下半身は何も無かった。そして、ポプラも少し体から血が噴き出す。紅はイルミネイトと同様体中から血が吹いて倒れた。比較的まともな、ポプラが紅の心臓を指そうとした時、深紅の剣が勝手に動き防いだ。ポプラはその剣より早く動こうとするが深紅の剣は追いついてくる、アルディアが大剣を投げて深紅の剣はそれを防ぎポプラの攻撃を許してしまった。そして、心臓を貫かれた。
「これでやっと終わった・・・?な・ん・で?お前の心臓は貫いたはずだ!」
「ごめんね、私そんなんじゃ死ななくなっちゃったんだよね。だから、ポプラ楽しかったよ。じゃあね」
紅が立ち上がりポプラに刀を振り下ろそうとした時、ポプラは紅より先に剣で斬り刻んだが倒れない。そして、何もないところに振り下ろされた剣は空間を斬り裂いた。
「な!」
そして、紅は倒れた。ポプラは次こそと思い氷魔術を展開して紅の脳に着き刺してから、剣で攻撃をしようとした瞬間、強制転移させられた。
「ミル何故だ!今この瞬間ならこいつを殺せるはずだ」
その返答が帰ってはこなかった。
そんなのはあんまりだとポプラは思っていた。今この瞬間に復讐ができたはずなのに。ポプラは消えた。そして残ったのは、頭に氷が刺さった紅と下半身が使えなくなったアルディア、そして、倒れて動かなかうなったイルミネイト。
「イルミネイト様、私たちは勝ちました。喜びましょう。これで貴方が101代目皇帝です」
アルディアは感動していたが、イルミネイトは反応しなった。紅も何の反応もしない。そしていきなりどことなく現れたのは、紅に深紅の剣を渡した深紅の恰好をした少女ことレーヴァテインだった。
「散々やられてるね。……私の剣が反応しているということは負けたのか、流石にあの技をやられたら人では抵抗は出来ないか。そこにいるやつ、そこにいる皇子はもう死んでるよ」
アルディアは精一杯叫んだ。
「嘘だ!そんなことはない。この結界術は使用者が死ぬことは決してない!」
「ごめんごめん。言葉足らずだったね。私が殺した」
「バカな!嘘だ!イルミネイト様の仇は俺がと・・・」
言葉を最後まで聞かずにレーヴァテインはアルディアの首を撥ねた。
「この後処理と言うよりか、前哨戦でこれか。この子勝てるかな?まっいいか。あの方がいるし勝つことは確定だし。後は生き残るかどうかか」
そして、レーヴァテインは紅を癒した。完治すると紅は目を覚ました。
「私負けたのか」
「いや、あの技は●以外は抵抗できないから負けでも何でもないよ。単なる自然現象だよ」
「それすらに私は抗えなかった。もっと強くならないと」
「そんなことはいいから、早く王の間に・・・・・・」
レーヴァテインが言い終わる前に世界が揺れ始めた。そして、城は崩れていき、世界は赤くなっていく。紅たちは城の外に出ていた。地面を見ると血の道に変わっていた。
城の入り口だった場所に、天音が居た。そして、合流を果たした。
レーヴァテインがから貰った剣は使用者の認識によって変わる。
レーヴァテインが最初に殺した時からもう結果は決まっていたが、強さを図るために仕組んだ。その結果変化が起こるまで結界が壊れなかった。イルミネイトは別に戦闘中は死体というわけでもないない、ちゃんとした人として最後は死んだ。
さて、次は天音。クレン帝国に何が起こったのでしょうか。




