その出会いは良かったのか
開いた先は草原。あのつれてかれた場所から動いていなかった。そのまま天音は歩きだした。そして歩いていると声が聞こえてくる。その方向に走り出していた。
そこにはあの時に天音を殺そうとした老人と城にいた少女だった。そいつらは戦っていたが少女は手を抜いているかのように戦っていてこちらに目を向けて。
「ねえ、そこの少年このおじさんに襲われているから助けてくれないかね」
軽い雰囲気でまるで戦闘など起きてないかのように話しかける少女。天音はとりあえず女の子が襲われているから助けようかと思い腰にある剣に手をかけたときに。
「ごめん、もう終わっちゃった。けどよく生きていれたね。あの後に何処に行ったのか分からなかったけど私は貴方の味方とだけ言ってあげる。あっ名前名のってなかったね。私の名は森下 紅よろしくね」
少女はそう言うと握手してきて天音はそれに対して手を差し出し握手して、天音は名乗ろうしたときに。
「貴方の名は天川天音君でしょ」
その事に対して天音は恐怖した。何故自分の名を知っているかと言おうとすると、分かっているかのように答えてくる。
「天音君はあのガベーラ聖国……知らなよね。ガベーラ聖国はあの女のおる国と思っておけばいいよ。そして城で会ったでしょ天音君が最後に入ってきて石板に触れたときに名と能力が表示されたから知っているはずだと思うのだけど……秘密にしたいことは沢山あるのはお互い様だからね」
一方的に自己紹介をして疑問も教えてくれた。そして天音はその事で味方なのかと思い了承した。
「紅だっけ?僕に今目的地と言うほどの目的はないから貴女がいこうとしている場所に連れてってくれない」
「いいよ。それに私にそれと言うものの目的地はないけどあの城の書庫でさ見つけた面白い場所があったんだ。そこに向かいましょうか。方向はここから北方面だよ」
天音と紅は話し合っているけど近くには人間の死体があるのにも限らずに話し合ってい異常な光景。
そして紅が言った場所に向かって歩きだした。
少し進むと狼の魔物がいて紅は今まで持ってなかった剣を取り出していた。刀身は赤く染まっており、剣なのに切ることを目的をしている剣の形をしていた。
「それにしてもここら辺の魔物一撃で倒せるんだ。ここら辺の魔物すこし固いのに」
「この剣のおかげなだけですよ。これがなかったら負けてますから」
「そうゆうことにしといてあげる」
などと雑談して行き、森の中に入ろうとしていた。天音は疑問を持ったのか紅に聞いた。
「紅はさ何をしてたのこんなに動けるもんではないけど」
「君がいない一年間ほどあの女に鍛えさせられたからね。そのせいで慣れちゃったかな」
「あの女ってさミルのこと?」
「ん?あの女自己紹介しなかったのかな聞いたはずだと思うけど、名はミル・ウォッチあの国最強の騎士と言われているけど誰もがこう答えるのあの程度では聖女にすら敵わないとおかしな話でしょあの御伽噺2000年くらい昔の話のはずだのに。ごめん長くしゃべり過ぎた」
「それにしては最近の御伽噺だね」
「最近ってそれでも私達からしたら遠い昔でしょ」
天音と紅は喋りながら森の中を歩いて行き、その時には魔物には会わなかった。
周りは暗くなっていってった。しかし周りには村らしきものは見当たらなく話し始めた。
「夜になった、野営準備なんか持ってないよ」
「しかたない私のを分けてあげようではないか」
そして腕輪が光テントが出てきた。そして周りに花が咲き始め灯りができ火を焚いた。
「これが魔術?」
「魔術知らな……あーそうか君は魔法だったね、これはね空間魔術が付与された腕輪でね、魔力に比例していてね持ち主の魔力が多いほどたくさん物が入れられるのあと私魔力多いから。花はね私の花魔術なのどんな花でも創造して作れるのけど本物ではないけど」
「僕は魔法の使い方は分からないけど剣の使い方だけは分かってる感じ」
紅は考えるそぶりをしたけど、天音の方を向き。
「取り合えず魔物がいつ来るか分からないから、代わりばんこで火の番をするってことで良い?」
「わかった。最初に僕が見とくは先に寝てていいよ」
紅は了承しテントの中に入って行った。
天音は紅がテントに入って行ったことを確認し腰に在る剣を抜いて素振りをし始めた。それは朝まで続いた。日が昇ると紅が起きてきて。
「代わりばんこで見るって言ったじゃん、天音くん寝た?」
「ごめん、何か寝れなかった次からは気を付けるけど、この花は消えないんだ」
「花魔術は特殊でね言った通りだけど創造するから残っちゃんだよね」
紅は指を鳴らすと花は消えていた。
そしてまた森を歩き出したが魔物に合わなく、何日か経った日の日が落ちそうなときに村を見つけた。
「やっと村があった、これでベットで寝れる」
天音は安堵していたが紅がいきなり放った言葉に驚いた。
「んー……村に入ること無理かもしれない」
「は?この世界の金が無いとか?」
「違うかな私言ってなかったと思うけど常に監視されているんだよね」
「それって言葉とかも聞き取れているもの」
「それはないかな、時々国の秘密さっらと天音に喋ってるから。だから聞かれている心配はないけど入ろうとした時に来るかもしれないから」
「分かった。僕でもミルにはまだ敵いそうにないから」
「簡単に了承したね。私嘘ついてるかもしれないのに」
「疑うことはあまりしたくないから」
そうして村から少し離れた場所で野宿をした。
その夜、様々な思惑が飛び散っていた。
紅の腕輪は天音のと違い生命体以外なら何でも自由に出し入れできます。