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遊楽の慈悲~長い長い夢見し者~  作者: 直マキヤ
崩壊と破滅そして起きる者
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求めているもの

 周りに誰もいなくなって紅と話し合っているとどこからか爆発音が聞こえてきた。


「あっちの方向って何かあった?」

「たしか城の方向じゃなかったけ」

「城か、さっきの魔王が居たこともあるしいってみよ」


 紅はそう言うとその方向に向かって行き、天音は落ちてる石を拾いさっきまで魔王がいた場所に投げ、そのまま紅を追いかけた。


 その石は投げられたはずなのに止まっていた。そして姿を現したそこには魔王ことファッセンと名乗った者がいた。


「何で分かるのかな、私はあっちの方向に対してはまだ何もしていないのに」


 ファッセンは不思議そうに思っていたが、面白そうだしいいかと思いそのまま地面を蹴り飛び空中に止まった。そしていつの間にか持っていた銃。


「ここからなら、見えるけどミルが流石に邪魔だな、どうしようか……今も見ているか、ミルの視界を一瞬だけ塞いでくれない」


 誰かに話しかけるように話すがそれに返答する者はいなかった。

 ファッセンは銃をかまえガベーラ聖国の方向にそれを放った。銃弾が放たれると思いきや何も起こらなかった。


「これで完了と、これで条件の達成があの国だけで完結するはず、ありがとね」


 ファッセンはそのまま魔術を使い転移をした。最後に独り言をこぼした。


「これが成功するとは思ってなかったけど、流石にこれを知っていて狙ったやつが城に攻めたのか?」





 天音達が城の前に着くと、城から煙が出ていたがだれも外に出てくるものはいなかった。


「あれ?遅かったのかなそれにしては何で誰もいないの?」

「あー行きたくない、行かないといけない?」

「いきなりどうした?けど関係ない」


 紅が先に城に入ると見えなくなった。


「そうだよね。何があってあいつらがいるところへ行かなくてはならないのか」


 天音は溜息を吐いたがしぶしぶ中に入っていた。


 その中は城ではなく草原に変わっていた。天音の目の前にはとても不自然に黒い扉があった。


「なんで紅はいない、仕方ないか入るか」


 その中に入ろうとする瞬間に斬撃がこっちに飛んできたがそれよりも早く中に入って躱した。そこは最前線の門の前だった。目の前には紅がいた。


「あっ!来た何で最前線の門に行かされているかわかる?」

「分からない、けどそんな暇すらも与えてはくれなそうだけど」


 目の前にはゾンビやスケルトンなどのアンデットが数えきれないくらいいた。


 紅は光魔術を使おうとしたが使えなくて、仕方なく剣で相手をしていった。

 天音は剣を抜こうとした時に腕輪から光輝く剣が出てきた。その剣をみた天音は使いたくないと思い後ろの黒い扉に投げた。すると扉が壊れた。その後にアンデットの数も増え凶暴性もましそしてアンデットが入れない結界が無くなり向かって行く。その行動に後悔した天音。しかしその光輝く剣に触れたアンデットは消滅していった。その剣の効果を見たが使いたくないと思い紅に向けて投げた。


「その剣使って、アンデット系を消滅させることができるから」

「それはいいけど、この剣ってその腕輪から出てきたものだけど使っていいの?」

「問題はないだろ、道具なんだし」


 その間も天音は次々とアンデットを殺していくが生き返ってくる。紅はその光輝く剣を使いアンデット消滅させることができた。


 そしてアンデットたちは居なくなった。


「これで終わりかな?」

「これからが武器の継承試練の始まりかな」

「継承試練?いつそんなの出来たの?天音が私のために作ったの?」

「それは流石に僕でも無理だよ。武器はあれだよあの時売った武器の継承試練。あの剣欲しいんだろ」


 紅はそのことにテンションが上がっていた。そして目の前にスケルトンがいることに気づかず先手を譲ってしまったが、輝く剣で防ごうと当てた瞬間に引っ込めてから避けそのまま一撃で消滅した。


「この剣脆い…打ち合いしたら壊れそう、このまま……簡単に終われそうではないね」


 次に出てきたスケルトンは防具を着ていた。そして剣を構えていた。

そのスケルトンはさっきのやつとは違い強くなっていた。


「あれが最後の試練の敵?」

「違うと思うよ、深紅の剣の意志が最後かな」


 紅はそのことを聞いて冷や汗をかいた。

 先に仕掛けたのはスケルトンの方だった。紅はその攻撃を避け骨が見えるところを光輝く剣で攻撃をするが、スケルトンはその光輝く剣を攻撃して光輝く剣が折れた。

 紅は折れた光輝く剣を放さず距離をとったがスケルトンは距離を詰めてくる。

 紅は光輝く剣を捨て、自分の持っている剣をかまえそのまま打ち合った。しかし紅は防戦一方だった。

 スケルトンは匠の技で紅の剣を弾きそのまま攻撃をしては紅は避けていた。それでも天音は傍観を決めていた。紅は天音に対して叫んだ。


「傍観してないで手伝え」

「はぁ~そんなお遊び程度の敵も倒せ……なんだいるのかなら」


 天音の腕輪から出てきたコンパスは何もない方向を示して壊れた。

 天音はスケルトンの方に向かい横から攻撃をしたが防がれた、そのまま攻め続けた。スケルトンに届かなかった。


「この剣の意志もういる。そいつがいろいろしている」


 紅はそのことを聞き周りを見渡したが何も見当たらなかったが、天音が腕輪から出た短剣をある方向に投げた。その隙にスケルトンから攻撃を受けかすり傷がついたが攻防は続いていた。その短剣は地面に叩き落された。

 紅はその短剣が地面に落ちた場所に剣を振るうと止められた。そして正体を現した。

 その姿はとても幼くツインテールの深紅の髪、青い目をした少女がいた。


「この空間に同化していたはずなのに何で見つかった?けどあなたが私を欲しているんだよね。私を屈服させてみなよ」


 そして空間は深紅の色に染まり、少女は深紅の剣を握っていた。そして紅に向けて斬撃を飛ばした。

 紅は難なく防ぐが紅の剣が刃こぼれし始めた。その剣の状態をみて焦りその少女の方に向かって行くが少女はそれを許さなかった。少女は不可視の斬撃を放ち紅は近づけず避けるが間に合わない攻撃は剣で防ぐが剣にひびができた。紅は絶望的な状況だった。

あの草原の先に居たのはミルです。何者かと戦っていたのでしょう。


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