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異世界転移~英雄になるまでの物語~  作者: カケ
第1章 様々な出会い
5/11

 第4話 〜魔物の種類を聞きました〜

しばらく説明が続きます、、しばしお付き合い下さい。

「魔物がどうやって成長するかご存知?」


む?魔物がどう成長するのか、か。普通に考えれば何かを食べるんだろうが、それをわざわざ聞くということは、、


「人間を食べる、ですか?」


「んー、そうね30点ぐらいかしら」


おっと、高校の赤点ギリギリ。


「では、どうやって成長するんですか?」


「心よ」


「心?心臓ということですか?」


「違うわ。精神的意味での心よ。奴らは私たちの心の中の闇を吸収して成長するの。そして魔物に食べられた魂は永遠に戻らない」


「なるほど。すいません、1つ気になったのが、魔物に食べられた魂は戻らないと言っていましたが、そうでない場合はこの世界に戻るのですか?」


「あなた本当に何も知らないのね。魔物に食われずして死んだ者の聖なる魂は輪廻して新たな生命として誕生するんじゃない」


ああ、なるほど、輪廻転生のように捉えられているのか。もしかしたら、この世界では本当に輪廻転生が行われるのかもしれないな。


「さて。ここまではわかったかしら」


「ええ、解説がわかりやすいので。聖なる魂は輪廻転生される、ということは邪なる魂を持ったまま死んだ場合は、、」


「そう。闇の心が溢れ出て魔物になるの」


「なるほど。だから人を襲ってくるのですね。憎しみや怒りといった負の感情しかもちあわせていないから」


「そうね。正確には、感情すらないとも言われているけれど。やっぱりあなた、バカな割には飲み込みが早いわね」


「ええ、お姉様の指導の賜物です」


「そう、ありがとう。ちなみに、次お姉様と言ったら凍死させるから」


「はい。アンナさん」


せっかく助けてもらったのにお姉様に殺されるとか役得、、じゃなくて勿体ないからな。


「なんかまたバカなこと考えてる顔してるけど次行くわね。魔物は魂を食べて成長する。そしてスライムから派生する魔物の種類としては大きくわけて5つ。犬型、猫型、蜥蜴型、鳥型、そして鬼型」


「クワガタはないのですね」


「よく分からないけどどうせ馬鹿な事言ってると思うから無視するわね。いい?魔物の大体がこの5つの種類に分けられるわ。ただ、それらに当てはまらない希少種も存在する。それが出た場合、高ランク冒険者によって討伐隊が組まれるほどの騒ぎになるわ」


「なるほど、わかりました。ちなみに気をつけた方がいいのはどの型ですか?」


「一概にどれが危険とは言えないわ。というかスライムに殺されかけているあなたからしたら、どれも危険ね」


仰る通りでごさいます、、、


「まあそれでも魔物には危険度が設定されているわ。危険度が低いものから順にG→F→E→D→C→B→A→S→SSに別れているわ。ちなみにさっき言った希少種は例外なくSになるわね。あなたが殺されかけたスライムはもちろんGランクよ」


ほう、わかりやすくて助かる。というか1番低レベルなスライムであんなに強いとかこの世界なかなかハードだな。


「あとは、属性の相性によっても倒せる確率が変わるわね」


「属性の相性??」


「やっぱりそれも分からないのね、よく生きてこれたわね今まで。」


まあ、魔物なんてでない平和な世界でしたからね、、


「いい?この世界での属性は火、水、風、土に分かれるわ」

魔物についてはおおよそこの認識で間違いありません。次は魔法について触れていきます。

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