第3話 〜お姉様と呼んでみました〜
主人公キャラぶれてきてないか、、
それとも元からこういうやつだったのかな、、
作者にもキャラを抑えられませんでした^^;
「あなた一体何者?」
まずいな、お姉様の目が完全に疑ってらっしゃる。よしここは1つ、
「沖田英雄と申します」
「え、ごめんなさいそういうつもりじゃなかったんだけど、、まあ仕方ないわね話せない理由があるんでしょ。私はアンナ、Aランク冒険者よ」
おお、なんか勝手に察してくれたぞ。これで余計なことを言わずに済んだ。まあ、言っても良かったといえば良かったのだが。
しかし、なるほど。この世界は冒険者という職業があるのか。そしてこのお姉様はAランクって言ってたから恐らく強いって事なんだろうな。まあ見た目はSSランクだけど、
とりあえずこの世界の情報を知りたいな。ここはひとつ、あのテンプレートを使うか。
「お姉様、一つ質問が」
「なに、いきなりお姉様って」
「お姉様、実は俺記憶喪失なんです」
「呼び方はスルーなのね。というか、え?あなたさっき自分の名前名乗ってなかった?」
のぉぉおおお!!!なんて今日の俺は馬鹿なんだ!!どうした俺の脳細胞トラックにひかれてペっちゃんこになっちまったのかい!?
「な、名前は覚えてたんですよ、、それ以外が全く思い出せなくて、お願いしますお姉様信じてください」
「はあ、まあ訳アリなのはわかったからそのお姉様っていうのやめて頂戴。アンナって名前があるんだからそう呼んでくれないかしら」
「承知致しました。アンナお姉様」
おお、お姉様が膝から崩れ落ちた。これは1歩リードだな。ん?何がって?なんだろうな。笑
「何かしら、あなたと対峙しているとひどく疲れるわね。このまま放っておいて魔物の餌にしてしまおうかしら」
「そうです!アンナお姉様!その魔物について教えて欲しいのです!!」
アンナが眉をひそめる。
「あなた魔物についてもわからないの?」
「ええ、恥ずかしながらわたくし、自分の名前と性別しか分かりません。確認してみますか」
「しなくてよろしい。いいわ、教えてあげるから黙って聞いて」
「はいお姉様!」
「、、、、、」
やばい、本気でふざけすぎた。完全にこれクズを見る目だ。ほらこめかみピクピクしてる、、あれ、なんだか空気が冷たいな、、、
「いい加減にしないと凍らして破壊するわよあなた」
「大変失礼致しました」
もちろんスライディング土下座で謝った。
「はあ、まあとりあえず、魔物についてだったわね。あなたがさっき飲み込まれかけてた魔物、あれがスライムよ」
なるほど。やはりスライムなのか。
「そしてあれが魔物の原型ね」
「原型、ということは魔物は皆あの形なのですか?」
「半分正解ってところかしら。正確にはどの魔物もはじめはスライムから成長する。というのが正しいわね」
「んー、ということはスライムが成長すると他の魔物に変異していくというわけですか」
「あら理解が早いわね。ただのバカではなかったみたい。その通り、スライムが成長していくつかのパターンに別れていくわけなんだけど、、その前に魔物がどうやって成長するかご存知?」
テンポよく繋げていきたいので文章量短いですが、次回で魔物についての大まかな説明が出来るかと。