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エネクトロニック・オンライン2  作者: milink
本編2―広がる世界―
9/25

5-2 自作剣技<2>

ネタバレが少しあります。

見たくない方はpixiv版を用意しますので、そちらをご覧ください。

(完成予定―7月末から8月末)

 少し説明したが、改めて。

 俺、カズキこと和川周樹。

 訳あって今は現実(リアル)の方にいる。

 そして、向かい側に座っているのは『ソードエンズ・オンライン』というゲームのGMをしていた、ボルタという男だ。

「で、本当は新ゲームの製作援助を頼みに来たんだろ?」

「・・・やっぱりこの人に隠し事は出来ないな」

 どうやら図星らしい。そしてボルタは話を続ける。

「そう、あの最近出た・・・のかどうかは知らないが、またゲームを作る仕事をしようかな、と思ってね」

 ―――怪しい。

「また引っ掛けたりして・・・」

「だから言ったじゃないか。約束すると。――最初に頼むときに」

 身に覚えはないが、続ける。

「・・・最近は少し信じても良いかなって思ったりしていたとこだ。協力しよう」

「協力感謝する。では本題だ。―――まず、EN:Oはどんな感じだ?」

「どんな感じも何も、完璧な異世界だけど――」

 ここでボルタは首をかしげた。疑問に思っているように。

()()()異世界かね?少なくとも、私には違うと思うんだが」

 俺は、絶句した。―――そしてこの男からはまたとんでもないものを作る気もした。

「・・・つまり、本当の意味の異世界を作ろうとしているのね」

 と、ここで遠い昔、しかしはっきりと記憶に残っている声を聞いた。

 ―――リーナだ。

(いまだに知らないが、ソードエンズ・オンラインのリーナとEN:Oのリーナは同一)

「・・・リーナ、だっけ?」

「そうよ、カズキ。あと、呼び方間違ってる」

「・・・そっちもだろ・・・」

 その会話を聞いていたボルタは、微妙にだが笑った。

「さて、全員揃ったかな?では、話を続ける」

 そうして、少しの間話が続いた。


「さて、ここまでで質問は無いかな?」

「あるけど」「あるわよ」

 俺とリーナのタイミングは同時だった。

「んじゃ、カズキからどうぞ」

 そう言われ、すっと答えた。

「そのゲーム、本当に人に害は無いんだな?聞いたところ、結構危なそうだけど」

 リーナも同感と言わんばかりに頷くと、ボルタが答えた。

「無い」

 即答だったが。

「その証拠というか、きちんと説明してくれないか?」

「説明がないと、誰も納得しないわよ」

 俺の後のリーナの追撃が、割と強かったらしい。

「・・・分かった、きちんと説明し直そう。―――真・異世界プロジェクトを」

 俺は息をのんで、その話を聞くことにした。それはリーナも同じらしく、俺と同一の行動をとった。

 ボルタは話し出す。

「これまで、一度の大きな過ちをしてしまった。君たちも知っているだろう?それはともかく、『ソードエンズ・オンライン』によって大勢の人が亡くなってしまったことだ。君たちがゲームをクリアした時、いや、それ以前から私の手元に警察の色々な書類を貰った」

「「・・・」」

「・・・それからは良い人間になろう、と決心したんだよ。そうして、とあるサイトによって流れてきた『英雄・カズキ』という名前と書かれてあった電話番号を頼りに・・・」

 ボルタの指が俺に向けられ、彼は続けて、

「君、カズキ君を見つけたのだよ」

 ここで、ん?と一つ疑問に思ったことがある。

「ちょっと待った。俺たちと出会った場所はあのカフェだろ?どこから情報を手に入れたんだ」

「ん?・・・それはね、広まっていたからなんだよ」

 『情報が』という言葉が抜けていたが、意味としては充分だった。――少なくとも俺は。

「なるほど、それで待ち伏せていてそれらしき人に声をかけていったんだな」

 少なくとも納得しただろう――リーナの事だ――が、質問の答えにまでたどり着いていない。

 ボルタが、少々申し訳なさそうに話を続ける。

「・・・ここまで、分かってくれたかな?知っている事も多かっただろうが、続けるぞ。

 その後、6年の末に異世界一時的転移ゲームである『異世界サーチライト』が開発されて、ようやく分かったんだよ。――私は、ゲーム開発をしてこそこの世に必要な人材になれるのだと」

 ここまでが、ボルタの軌跡だ。そして、その道が、さらに切り開かれようとしている。

「・・・しかし、『ソードエンド・オンライン時代の仲間は全員ゲーム業界に手を出さないと決めたらしく、全員が他の仕事をしていたらしい。呼んで答えてくれた人は一人もいなかった」

 少しボルタは目を逸らして、また話し出した。

「そうして、藁にも縋る勢いで手伝ってくれる人を、と思って君たちを今日呼んだんだよ。

 それと、確か安全なのか、とか訊いてきたな。それは保障しよう。――というより、まだ作成段階でね」

 そう言ってカバンからスティック状のものを取り出した。

「これが、作成段階のデータだ。とくと見たまえ」

「・・・?」

 使い方が分からず、困っていたところ・・・。

 スティックが青白く光りを放ちだし、ヘルメットの様な形のデータが壁に映し出された。

「・・・何だろう、すごく懐かしい」

 そう、このヘルメットは、『ソードエンズ・オンライン』で使われた機械を再現した形になっていた。

「分かって頂けたかな?・・・これ以降の判断は君たちに任せるよ」

 そうして、ボルタは置手紙をして、店から出た。

いい加減、区切りをつけたいですがまだ続きます。

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