表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エネクトロニック・オンライン2  作者: milink
本編3―重なり合う物語―
12/25

6 動き始めた世界

(事故ったら書き直します。)

ついに『現実mix異世界』編、START!!

 あの真実を訊いてから一カ月。

 俺、カズキは、気まずさを含めて異世界ゲームはしなくなった。

――あの話を聞くまでは。


 まず、気まずさのところから説明しよう。

 一か月前に、昔やっていたゲームのGMをやっていた人に会って、その時に一緒にいたのが気まずさの原因。

 その人は、霜咲利奈。実は、本名は本人からは訊いていない。それはともかく、昔同じゲームをやっていた人と、全く気付かずに一か月ほど一緒にしていたのだ。当の本人は『何も無いから!!』と、何に対しての発言なのか分からないメッセージを()()()()()()送ってくる。

 そんなことされると、余計にゲームをしづらいのだが、それを言う度胸も、それに気付くリーナの知識もない。


 そんな俺に、再起を決断する出来事が。

『EN:O史上最難関クエスト登場!!』という知らせ。それ以外に『初クリアの人にはβ版ゲームのソードエンズ・オンラインをプレゼント!!』と、書いてあった。

 ソードエンズ・オンライン。

 それは、実質デスゲームだったゲームの名称だ。説明には安全かつ高性能、そして――異世界版という文字が。

 異世界だからこそGMだったボルタは何かしでかすかもしれない。そう思った俺は、誰にも回らないように俺が回収する。そう決めた。

 この際、リーナ云々は一時的に忘れる。忘れて、手伝ってもらう。その後は、ボルタが次の手を出さないように、β版を回収するためにしか使用しない。

 こうして、自分の家から異世界への扉を、久々に開けた。


―――――


 確信は勿論無い。

 しかし、その確信が無くとも挑戦すべきだ。そう、察した。

 誰にも会わない。そして、一人でクリアする。それが正常だ。

――ただ、その正常を壊す人もいるのは確かだ。


―――――


 正常を壊す、それは勿論シュータやリーナであった。

――そして、今この時、2人ともログインしていたのだった。


『カズキがいるぞー』

『何その興味無い感じ。リアル知ってて来て無かったからもう少し心配しなさいよ』

 このあとの返事は、

『良いじゃないか。あいつが勝手に来て無かっただけだから』

 と、そっけない返事。私は、

『じゃあ、あんたは心配してなかったんだね?』

 そう送った瞬間、シュータがログアウト、実際は現実復帰した、と言うが、ゲーマーはこちらに慣れているらしく、大体はこちらを使う。

――実は、シュータは私に「何があったんだ」とか訊いてきたっけ。

 そう考えると、少し面白おかしく思える。


―――――


 一か月前。

 シュータが『カズキが最近来ない。何か知ってるか?』と、送ってきた。

 それはあの話の後、カズキが気まずさを持ち始めてから――そう感じている――3日後の話だ。


「何があったんだ?」

 カズキの事を珍しくシュータが訊いて来て、少し焦った。

「え、えーっと・・・」

 ちょっと待って、とシュータに言って、話を続けた。

「ソードエンズ・オンライン、って知ってる?」

「知ってるよ。だって・・・」

「生還者だから、でしょ?」

 どうやら図星らしく、少し動揺しているのが目に見えた。

「昔の名前、当ててやろうか?――ケンタ。どう?」

「そ、そうだ。でも、なんでそれを」

 言えるが、その度胸は兼ね揃えていない。

「・・・これまでもそればっかり。人の心情を察せる人になりなさい」

 微妙ながら説教風になったが、この際どうでもいい。

「もう少し、察し良かったと思うよ。・・・あの頃は」

「・・・!!分かった!!」

 ようやくか・・・というのと、本当に分かっているのか、という不安が同時に来る。

「・・・名前、変わってねぇのかよ・・・」

 キャラ変わってね?と、思ったが、この際無視。

 そうして――


 説明を終わらせて、一ヶ月後。

 今に至る、というわけだ。

事故りかけてます。(泣)

ちなみに、こちらは途中で2編に分けられます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ