それでも君がいい
ああ、確かに僕には足りないものが多くある
苦手としていることも、何が出来ないのかも
だから少しでもほんの少しでも埋めるために
こんな僕が欲しいのかい?
そりゃあ嬉しいよ嫌じゃないよ
僕なんかじゃもったいない位だよ
でも君の考え方なら、僕なんかじゃ…
とても務まらないでしょう?
いっしょにいるだけじゃダメなんだ
我慢して我慢しなくちゃ暮らせないのなら
指輪なんかに僕たちを捕まえられるはずがなかったんだよ
ほんのささいなことだけでいいんだよ
…ねぇ?
どれだけ時間が経っても後悔すること
それぞれの心臓の中にしまい込んでいる
時々チクチク痛み出す者同士…
互いの手をなぞりあったら、もう寝よう
いつか、しょうがないから…と言う理由で
隣の布団で「おはよう」言ったとしても
アツアツじゃない二人だとしても
冷めたカレーだって美味しいもんさ
僕と君は相変わらずでいたい
僕はそういうふうに思っている