表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

赤シャア少佐にドストエフスキーを

作者:坂中田村麻呂
 主人公の長尾空はいわゆる中二病真っ盛りだが、憧れの対象がいささか古い。なぜかというと、母親の夕子が残した古い映画やドラマのDVDを飽きもせず、熱心に眺めているからである。空は父親の暁(あきら)と夕子の実母・てふ(ちょう)の三人で、ラーメン店を生業とする家で暮らしている。夕子が亡くなったのは二年前の話だ。
 ある夜、空は一人で校舎に忍びこみ、かつて自殺した生徒の霊を召喚する儀式を行う。それはユーレイ部の活動であり、幽霊、もしくは霊的な世界の存在を証明することこそが目的である。儀式に不足があったためか、生徒の霊は現れなかったが、空は屋上にたたずむ彼岸的な美しさをまとった女の人を目撃する。
 翌日、空は家庭の事情で儀式に参加できなかったという三朝さんに、事の顛末を報告する。ちなみにユーレイ部を発足させたのはこの三朝さんであり、空と二人だけで非公認の部活動を続けている。屋上にいた女の人に気づかれそうになって持参したマグライトを置き忘れたまま逃げたと聞き、再び学校に忍びこむのは困難と判断した三朝さんは、幽霊の吹き溜まりと呼ばれる月野隧道の探索を提案する
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ