青い静脈
鎮まれ怒り、沈まれ太陽、静まれ雨風。
秋の風鈴が、夜風を突き抜ける。
脈々と、みえてきた怒りの血流がドバっと押し寄せてくる。
私は、その崩壊の寸劇を察知し、嫌な予感としての雨粒から、紫煙へと雪崩込む。
ハスキーは、運んでくる中音域のどれをとっても、我らの天井を軽く、手が届いてしまう。
これを持ち込んで、明日への予知夢として、ざわつきがままらなく、涙が血流へと変容していった。
溢れんばかりの居住の悪さ、居場所に苦渋の選択を、限られている世界。
金儲けと酒池肉林に、さざなみへと昇華する。
前人未踏の地へ、重症の腰痛持ちの狭間から、チラりと開眼してしまうのである。
これは、瞬く間に消え失せ、ときに知りもし得ぬ感覚へと鎮座されゆく。
私の考えは、甘いソフトクリームで埋め尽くされようか。
同じ川の狢が喧騒をしているのは、彼が常に第三者の世界。「関わりたくもないもの。」
新たに発見した居場所もまた、孤独なのでしょうか。
いやはや、どうするか。迷う仔羊を食べるのである。
食中ギドラに跨がって。