『一概には言えない』・・・詩集『カタルシスと語る』から
『一概には言えない』・・・詩集『カタルシスと語る』から
㈠
やんすやんす、聴いて貰いたいでやんす、カタルシスが。
何だよいきなり、こっちは忙しいんだよ、一概には言えないけど。
なんて言ったでやんすか、なんて言ったでやんすか。
だから、こっちは忙しいんだよ、一概には言えないけど、って言ったんだよ。
㈡
実は、その、一概には言えない、話がしたかったんでやんす、偶然でやんすね。
そうかそうか、それは悪かったな、俺は自暴自棄になっていたようだ。
そうなんだろうと思ったでやんす、一概には言えない、とは、全てが同じ様には扱えないという。
なるほどな、良く分からないけど、つまり、俺みたいなクズでも、生きてていいってことだろ。
㈢
一概には言えない、カタルシスと、語りました。