表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不運からの最強男  作者: フクフク
幼少期前編
23/208

母との日常_02



 空間魔法で最初に覚えるのが『収納』の魔法だ。

 魔道具では『魔法鞄』『魔法ポーチ』『魔法袋』などが流通している。

 所謂アイテムBOXだ。

 他にも空間魔法はあるが、それはおいおい。

 無属性の適応者が少ないことと、術者が少ないため、空間魔法の本自体が少ない。

 ただ我が家にはあると思う。

 そして、なんとなくだが、俺は魔法書を読まなくても『収納』や『移動』の魔法を使えるんじゃないかと最近思い至った。

 魔法書は、その魔法の特徴と注意点が掲載されている。

 失敗例や成功例を基に、いかに効率よく取得するかを細々と丁寧に書いてある。

 要は魔法のイメージだ。

『収納』は亜空間を『移動』は座標をイメージすればいいのではないかと考えている。

 まぁ消費MPが不明な状況で、気絶するなんてことは避けたいので試していませんけどね。

 あれ? ヘルプ機能様に掘り下げれば、消費MPわかるかも……。

 いやその前に魔力が足りないだろう。


 俺の目的である『移動』の魔法だが、国家最高レベルの魔法と謳っているだけではない。

 取得の難しさの要因の一点は魔力だ。

 空間魔法Lv6で取得可能なのは、スキルLvでその人の魔力を補う役目もあるからだ。

 逆に空間魔法Lv1でも魔力値さえあれば取得は可能だ。

 個人によっては、空間魔法Lv10でも使えないこともあるらしい。

 そもそも『移動』の魔法を使用できる術者は、魔力が非常に高い。


 魔法スキルの取得はある一定の魔力値によって可能となる。

 例えば生活魔法は魔力値10以上が必要となる。

『洗浄』の魔法は使えるが、生活魔法のスキル取得ができない者もいるのだ。

 スキル取得有無で効果は大きくことなるので、Lv上げと修練はかかせない。


 生活魔法の初級は『洗浄』である。

 これが、すっごーく役に立っています。

 この世界のお風呂事情だが、庶民は身体を拭くか、公衆浴場に行くか、『洗浄』の魔法をするかである。

 金銭的に考えて、 拭く < 洗浄 <<< 公衆浴場 だ。

 元日本人の俺からすると、お風呂に入れない生活は苦でしかない。

 だがお風呂に入ることは、かなりの贅沢なのだ。

 あっ、我が家には、各部屋にお風呂があり、魔石でお湯も沸かし放題だ。

 ただ幼児のため、満足いく入浴ができない。

 また石鹸などもあるにはあるが、技術が発達しておらず、その効果はいまいち。

 それでも贅沢品にはかわりがないのだが、元日本人からすると不満だ。

 そこで『洗浄』の魔法だ。

 この魔法のすごさは、お風呂に入った後の爽快感が身体に走り、お風呂に入ったと思える満足感が味わえる。

『洗浄』魔法を生業としている者もいるぐらいだ。

 もう救世主とはこのことだと思った。



 **********************


 ご主人様の『洗浄』ならではの効果です。

 一般的な『洗浄』は、その術者の魔力やスキルLvにもよりますが、このような効果はありません。


 **********************



 ヘルプ機能から突っ込みが入りました。

 俺のイメージが魔法に反映されているのね。

 この世界の人が、俺と同じイメージを持つことは、今のお風呂事情では難しいよな。

 まぁそれはさておき『洗浄』の魔法はとても有意義である。

 毎日、お世話になっています。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ