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不運からの最強男  作者: フクフク
幼少期前編
17/208

叔父_02



 えっ?! なぜ叔父を引き合いに出すのか? いやあの人、リアルチートでしたよ。

 叔父ヴィリバルトの鑑定結果に唖然としました。



 ***********************

 ヴィリバルト・フォン・アーベル 男 26才

 種族:人間

 職業:第三魔術団隊長

 Lv:52

 HP:365/365

 MP:452/452

 魔力:436

 攻撃:327

 防御:406

 敏捷:322

 運:154

 魔属性:火・風・土・水・無・炎・雷・氷


 戦闘スキル:剣Lv4・短剣Lv3・弓Lv6

 魔法スキル:火魔法Lv7・風魔法Lv10・土魔法Lv7・水魔法Lv8・炎魔法Lv2・雷魔法Lv4・氷魔法Lv5・生活魔法Lv5・空間魔法Lv3・精霊魔法Lv3(隠蔽)・魔力制御Lv7・無詠唱

 身体スキル:身体強化Lv7・毒耐性Lv3・麻痺耐性Lv4・状態異常耐性Lv4・物理攻撃耐性Lv5・魔法耐性Lv3・火耐性Lv5・風耐性Lv7・炎耐性Lv1・魔力察知Lv5・気配察知Lv3・危機感知Lv3・索敵Lv5・心眼Lv2・覇気Lv1・気品Lv6・色気Lv4

 技能スキル:鑑定Lv10・隠蔽Lv10(隠蔽)・作法Lv5・騎乗Lv4・言語Lv5・魔道具作製Lv2・料理Lv1

 上級スキル:鑑定眼Lv-・幸運Lv2

 加護:精霊の友(隠蔽)

 称号:強者


 魔契約:風精霊(隠蔽)

 **********************



 二十六歳で、Lv50超えていましたよ。

 スキル数もさることながら、スキルLvの高さに絶句。

 スキル取得って、難しいはずなんだが、叔父のステ値を確認するとさも当然! みたいな感じに見える。



 **********************


 称号『強者』が関係しています。

『強者』は、ステータス補正、スキル取得補正をするため、通常よりは安易にステータスLvが上がり、スキル取得が可能です。

 ただ、ヴィリバルト・フォン・アーベルのステータスは、『強者』の補正があったとしても、異常です。


 **********************



 ヘルプ機能に異常と言わしめるチート叔父……。

 おぉー、こわっ。

 しかもレベル差52。ということは――。



 **********************


 隠蔽Lv10では、対応できませんでした。


 **********************



 ですよね。

 隠蔽Lv-取得してよかった。


 他のスキルも気にはなる。

 なるが、それよりも、魔契約である。



 **********************


 魔契約とは、魔獣・聖獣・精霊との従属契約。


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 叔父、風精霊と契約しているようです。

 隠蔽していますが、俺の鑑定眼では確認できる。


 精霊との契約は大変貴重だ。

 そもそも精霊は、気まぐれであり、人に姿を見せることも稀だ。

 

 魔契約をする方法は二通り。魔力契約と真名契約となる。

 精霊との契約は、真名契約が主だ。

 真名契約とは、その名の通り、真名を教えてもらう。

 言葉では簡単だが、精霊との信頼関係を築かなければならない。

 精霊が何を好み、何を求めるのか、曖昧な条件の中、精霊が姿を見せ、言葉を交わす。

 そこには好意と好奇心と気まぐれがある。


 精霊に好意を持たれる基準はなんだろう。



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 精霊にもよるが、澄んだ心の持ち主が好意を持たれる傾向が高い。


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 澄んだ心の持ち主?

 えーっと……。どこ?

 いやいや、きっと精霊の基準が叔父なんだ。

 かなり広範囲の澄んだ心の持ち主が対象なんだ。

 初見でのチャラ男臭と腹黒さのイメージが強すぎるので、偏った見方をしている。

 気をつけないと。

 それに叔父は、悪人ではなく、良人であることはわかっている。



 **********************


 精霊の好みにもよります。


 **********************



 ヘルプ機能から追加が入りました。

 そうだよねー。よかった。俺の偏見かと思ったよ。

 叔父の風精霊は変わった好みの持ち主なんだなぁ。





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