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鼻が僕のメモリー  作者: 煩悩
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鼻が僕のメモリー…望まれなかった僕の過去

僕はこの年まで兄と家政婦以外の誰にも会わせてもらえなかった…


この時は理由など知らなかったし理解もできなかった


そんな僕に家政婦のMethylは諭した


ーーー


「お嬢様にはまだ理解できないと思いますが、あなたは過度に表舞台で活躍することは控えなければなりません。

あなたのお母様やお父様と同じようになりたくなければの話ですが…


生前Liebig様はおっしゃいました。

「Molだけは幸せにしてやってくれ、彼女は私だけが望んで生まれた女の子なの」

と、目に涙を溜めておっしゃった奥様のあの綺麗なお顔と美しいお言葉は、Vector(お手伝い)も涙をこらえていました。


なので、私達はあなたが無事大人になるまであなたを見届ける義務があるのです。


何を言っているのか分からなかったけれど、僕はただ母が僕のことを最後まで愛し続けてくれた事だけ分かった。


Methylに手を繋がれて僕は幼稚園の門を通った。



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