新天皇陛下御即位に寄せる歌
平成から令和へ、新天皇陛下御即位心より
お慶び申し上げます。
お祝いの気持を表して、
不肖わたくし住友めより賀の歌を3首、
詠みあげさせていただきます。
日出ずる草木深し君が代は
あかねさす縁の色にぞくくれり
「草木」ってのは民草、つまり国民の暗喩だよ。
「くくれり」はくくり染め、
絞り染めにするって意味だよ。
「あかねさす縁の色」(=紫色)が
大小の草木に乱反射してモザイクと言うか、
綾を為している、みたいなイメージです。
しかし、枕詞が第四句に来ちゃったなこれ(「あかねさす」)
剣を取れ玉を着飾れ印を押せ
錦の御旗は神のまにまに
神のまにまに……神の随意に。神の思召すままに。
神のみぞ知る、みたいな感じ?
剣、玉、印は三種の神器、
錦の御旗は帝の軍旗。
天皇が古来より持っているアグレッシブさと
信心深さを讃える気持ちで詠みました。
あたら夜が星月夜であらぬなら
うるほへ土よ葡萄の如くに
明けてしまうのが惜しい、素晴らしい夜が
星や月の出る夜ではないならば、
(我らが日本の)土よ葡萄のごとくに潤うがいい。
平成最後の夜はあいにくの天気だったが
残念がることはない、という気持ちをこめて。
平成自体が可惜夜(あたらよ、惜しい夜)だった、
という意味合いも持たせてあるのだ。
しかし葡萄は秋の季語……難しい、歌とは一体うごごごご
葡萄は、あんまり日本的でなくて、
西洋におけるおめでたい食べ物の代表だね。
「葡萄酒」≒法悦、神からの祝福みたいな。
『剣璽等承継の儀』って
もっと古風な装いの神道の儀式みたいなのを想像してたんですけど、
普通に体育館みたいなところでやってましたね。
5/2追記
政教分離とかいうアホみたいな法律が
存在してるのをすっかり忘れてましたわw
「国の象徴」って考え方自体がすでに
宗教的だろうに。