独特な回線
ご覧いただきありがとうございます。
明日の朝は忙しいからと、母様は夕飯の前に洗濯機を回してくれていました。
夕飯後、日課のうたた寝を始めた母様の代わりに、脱水が終わったと主張する洗濯機を止めたところ……
洗濯カゴとの間に私の靴下が片方だけあるのを発見!
おそらく、カゴから移す時に隙間に入り、気づかれることなく洗濯が終了したのでしょう。
明日洗ってもらいなさいとカゴに戻し、洗い上がった物たちを干しました。
しばらく経って母様が目を覚ました際に説明をすると、
母「? 片方のパンツ?」
来ました。
来ましたよ。
母様ワールドです。
どういう回線に繋がるとそう聞き違うのかわかりませんが、寝起きの母様との会話は私のツボを連打します。
私「片方ということは、片足ずつ違うのを履けとおっしゃる……?」
母「それ、面白いかも♪」
ニコニコする顔は可愛いんですけどね。
私「それだと、肝心のトコロがノーガードになるんですよ」
母「たまには良いじゃない♪」
良くないです。
まったく良くないですよ。
母「まるちゃんがお変態さんになっちゃったら、ママどうしよう」
私「なる予定はないので、心配しなくていいです」
母「ならないの?」
私「なりませんよ」
母「そうなの……」
私「何でちょっとがっかりしてるんですか」
長いこと母様の子どもを務めていますが、何を求められているのか時々わからなくなります。