表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

脱走

「どこに行った?!」

「わからん!とりあえず、包囲網は貼った。とにかく虱潰しに当たらう。」

「たく、クリスマスだってのによ。なんでこんなことしなくちゃいけねえんだよ。」

「仕方ないだろ。このまま局長や科学者に知られてみろ。次は俺たちが実験体だぞ。」

「あぁ。んなことは、わかって…おい!あの影!」

緊張が走る。俺は慎重に対象へ近づいた。ホルスターからグロックを抜くのも忘れない。

突然対象が走り出した。

俺は迷わず引き金を引いた。二人のうち一人が倒れる。

もう一人は躊躇したようだが首をふると走り出した。

「止まれ!」

「やめろ!あいつらを、殺しても意味ないんだ!おうぞ!」

「あー!クソッ!あんなガキのために!」

「本部。1人確保しました。迎をお願いします。」

曲がりくねった路地を疾走する。追いつけそうで追いつけない背中に俺はイライラした。

その時だった。対象の姿がストンと穴に落ちて消えた。

俺は立ち止まる。

「地下に逃げられた!」

「おうぞ。」

「バカ言え。あんな無法地帯。誰が好き好んで…」

相棒が俺を睨む。俺はやれやれというと相棒の後に続いて階段をおりていった。下に行くに連れて異臭が鼻についてしかたなかった。

「まったく。地下は本当に…」

相棒が言い終わるえにブシャーという奇妙な音がした。生暖かい物が顔にかかる。

「おいどうしたんだって!おい!!」

相棒の体には首から上がなかった。

力なく相棒の体が倒れる!

「どこだ!どこにいる!化けもん!」

「ここだよ。」

突然身動きかとれなくなる。

「は、話せ!この野郎!」

グロックをメチャクチャにうった。

当たった様子はない。

「これは俺からのプレゼントだ。メリークリスマス」

俺の意識は完全に途絶えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ