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蒼藍~反魔道士思想の村~  作者: 環田 諷
もぐら退治
50/70

その15

 喜ぶ彼の後ろで、何かが動いた。そう、すっかり彼は忘れていたが、彼が本来倒そうと思っていたモグラはまだ生きているのだ。イルがそれを思い出すより先に、モグラは素早く穴の中に潜っていく。イルは足を鳴らそうと上げたが、逃げるために新たな穴を掘り進めるモグラのせいで振動が止まらず、しりもちをついただけで終わる。

 モグラが勢いよく土の中に戻っていくと、しばし沈黙が走る。イルの視界に、敵を逃したことを責めるシュールの顔は見えてない。土に潜られては、シュールの葉の魔法プラントも効力を失うのだ。

 次の瞬間、結界のすぐ外で激しい音が聞こえた。


「なっ・・・!」


 結界をしっかり張っていたイルは、吃驚してその方向を見た。暴れている姿がはっきりと見える。それは確かにモグラだった。場所は村と反対側の結界の外側だ。


「あいつ、なんで・・・」


 動揺するイルに対し、同じく驚いていたシュールはその音に気付いた。


「油断するな!」


 地面から、再びモグラが姿を現した。首に「枝柯箭幹(ブランチ・アロー)」の枝がまだ残っている。つまり。


「初めから、四尾いたって事か・・・!」

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